インスタントコーヒー
嫁にきて早2年、生活レベルが上がったと感じることがいっぱいある。
いい事なんだけど、落ち着かない時がある。
私は昔から貧乏性で、どちらかと言うとケチな方である。
自分がこだわりがないものは、そんなにお金をかけたくないと思っている。
旦那とは少しお金の価値が違う気がする。
特にスーパーに行った時にそう感じるのだ。
私は何でも1番安い物を手に取ってしまう癖があるが、旦那はまあまあ高い物を選ぶ。
一緒にスーパーに行くとお会計がいつもの2倍になってしまうことが稀にある。
多分、ストレスだろう。旦那は疲れている。
ストックの予備の予備、新発売の気になる物などがカゴに入っている。
一応、これは家にストックまだあるよ、新発売よりいつものがいいんじゃないかなと声をかけるが買ってしまう。
旦那はスーパーでは、今欲しいと思ったものは今買うという脳みそなのだ。
仕方がないが、いい事もある。
スーパーで1番高い青のりがマジで美味しかった。
感動した!値段に比例するを味わったのだ!
普通の2倍の値段するだけある。
焼きそばも、お好み焼きも、納豆ご飯も高級青のりで一流の味になる気がする。
あと、毎日飲むコーヒーの話をしたい。
実家だと毎朝インスタントコーヒーを飲んでいた。
スプーンで粉をすくって溶かしてミルクを入れて飲む。
これでずっと生きてきたから、これが1番美味しく感じるし、何より簡単だ。
それが嫁にきてからは、まず豆を挽くところから始まる。
豆はスタバで旦那がお小遣いで買ってきたものだ。
お金も時間も手間もかかる。
多分、インスタントより美味しいと思う。
味わって飲むが、味の違いはそんなに感じず、私はしっかりとミルクを入れて飲む。
嫁にきて、数日後だったかな。
インスタントコーヒーが恋しくなったのだ。
味の違いはわからない。
だけど、実家の味がする気がして、とても落ち着くのだ。
旦那は飲まないインスタントコーヒー。
スタバの豆<インスタントコーヒーの私。
お金の価値観は違うけど、好きなものは好きでいていい暮らしは平和だ。
毎朝のインスタントコーヒーはなくならない。
飲まない旦那がストックを買ってくるから。
途切れることのないストックをみて、幸せってこういうことなのかもしれないなと思った。