第2話 アイリス・ナルガとの思い出
100年前生物大量死滅と引替えに生物は能力と呼ばれる超能力を手に入れた。
そして今日はある3人の少女達の力試しのようなものの試験日です。
「次!アイリス・ナルガ!ハルマチ・ヒナタ!」
「あ!呼ばれましたよ!」
「よし!行くか!」
「そういえばハルマチ。目標をお互いに言いいましょう。」
「良いね!私はいつか伝説になるくらい凄い活躍をしたいなぁ!」
「ハルマチらしいですね。私は自分の能力で世界を変えてみたいです。」
「いいじゃんか!夢は大きければ大きいほどいいもんな!」
「ではどちらが先に夢を叶えるか勝負しましょう!」
「ああ!手加減禁止な!」
「もちろん!」
「アイリス・ナルガさん!はやく前に!」
急かさせれしまった。
列の前にいた男性職員の元にアイリスは慌てて進んだ。
「この中に右手を入れると能力が分かります。そしてスキルはレベルが高いほど強い又は応用が聞くとされています。最初の方は大抵1です。
2になるととても強いです。3は更に。と言ったふうになっていきます。分かりましたか?」
「は、はい。えっとこの中にですか?」
「はい」
アイリス分かるよ。こわいよな。だって職員が言ってるのってそのでかいヤツだよな。
職員がいっている「機械」はゴツゴツしていて、注射を思わせる物が何本も刺さっていた。
アイリスは覚悟を決めた表情をして、手を入れた。
「では行きますねー」
「は、はい!」
「スイッチオン!」
「んーーーーーーっ!!」
悲鳴にならない声を上げてアイリスは足をドタドタしている。その声が5秒、10秒、15秒、18秒間続いた。
「お疲れ様でした。こちら右手に左手を乗せ情報開示と言ってください。それでは道なりに進んで下さい。」
「…はい。ありがとうございました。」
「いえいえ。次はハルマチ・ヒナタさーん。」
やべー!行きたくなーい!まずアイリスが悲鳴上げるって相当だよ!怪我して泣かないアイツが!
「ハルマチ・ヒナタさん!前にどうぞ」
あー!もうダメだ!行くしかない!
「は、はい!」
後4歩、3歩、2歩、1歩ー!0ー。
あぁ!神よ願わくば痛くしないで!
「手を中に入れてください」
「はぃ」
恐る恐る慎重に入れる。
「全部入りましたね。ではあまり動かさないようにしてください」
「はぃ」
「では、スイッチ「ああ!嘘待って無」オン!」
理ーーーーっ!
あぁーーーっ!分かった!これ針が手の甲に貫通して入ってきてんだ!そんなの人のやる事じゃなーーーーーーいったい!うっ!うぐっ!イア!イア!ウアー!
「お疲れ様でしたー。では道なりに進んでください」
恨むぞ発明家と神様。
こんなに痛いことしやがって。
道なりに進むと待機室?休憩室?があった。
注射とかの後安静にするための部屋みたいなものだ。
中にはアイリスがいた。もう涙は止んでいた。
「アイリスだー。まっででぐれだの?」
「うわ。本泣きじゃん。そんなに痛かったの?」
「うん。どっても」
「ほら、顔前に出しなさい。」
そう言いながらハンカチで目を吹いてくれた
優しいなぁ。
「じゃあマリーのとこ行くわよ。」
「おっけー。」
会場を抜けマリーのいる練習場に向かった。
「おーい!マリー!」
「おや!アイリスさんとハルマチさん!どうでした?結果は?」
「まだ見てないんだー。マリーと見たくて」
「嬉しいこと言ってかれるじゃないですかー。」
「ほら早く確認しましょう。マリーの順番もあるんだから。」
「じゃあせーの、で!」
「「「情報開示」」」
そう言った瞬間手から光の身分証明書みたいな物が出てきた。ハイテクだぁ!
「凄いわね。こんな風に出るのね。」
「そうなんですよー。凄いですよね。」
「ねー。すごーい。」
私達は長い付き合いだ。こういう時の相手の気持ちも知っている。
アイリスは多分予想より強いやつでバレないよう話しを流したいんだろう。
ハルマチは多分アイリスの慌てる顔が見たくてわざわざ話にのってバレた後の恥ずかしさを増やしているんだろう。
そして、私は…
弱かったよぉぉ!
1番下の強さ!能力:盾!
名前から分かる!ガチャでRなヤツ!ハズレ!合成素材!
能力説明も『level1:自分の周りに盾を作り攻撃を防ぐ。精神力で硬さは変化する』っていうなんか普通な説明だし!
この間わずか0,2秒。そして、なんともいえない、こういう場で見せたら一気に空気の悪くなる能力。
これを回避するために取った選択肢!それは!
脳内空っぽ会話!
それからハルマチはマリーの順番が来るまでずっと相槌だけしか口にしなかった。
バレた後のリスクを増やし、バレるまでの時間を稼ぐ。そんな子供のような真似。勿論通ることなく。
ハルマチの能力は1時間後にバレた。アイリス、マリーも普通にバレた。




