其の陸拾捌 あねおとうと
「いっ──痛ぁッ!?!?!?!?!?」
頭が真っ二つにかち割れるのではないか。
そのように思ってしまった九十九を、誰が責められようか。
チカチカと点滅を繰り返す視界の隅では、幾度も幾度も星が弾けている。
痛みと衝撃、ついでに突然頭をぶん殴られた事も相まって、頭の中で無数のはてなマークが浮かんでは消えていく。
拳骨の落とされた箇所に手を当てて苦悶する中、先ほどまで彼の脳内をドロドロと汚していた暗い考えはさっぱり吹き飛んでしまっていた。
「バカだバカだと思ってはいたけど、ここまでバカだとは思わなかったわ。あんた、なーんにも分かってないのね」
「分かってない、って……何がさ。僕が弱いから負けたのも、自分の力に増長していたのも、全部事実じゃないか」
「そこは別にどうでもいいのよ」
「いいんだ……」
「戦い始めたばかりのあんたが弱いのは当たり前。才能程度にかまけてちゃ、勝てる戦いだって勝てないものよ。そして、自分の才能に増長するのも当たり前。人間、自分の身に余る力を手に入れたら誰だって調子に乗るものよ。そんでどっかで鼻っ柱を折られるの」
あっけらかんが過ぎる。
あんまりにもストレートな物言いに、思わず面食らってしまったのも無理は無い話だ。
対する五十鈴はと言えば、再び彼の対面に座って胡座をかき、またもや頬杖をつき始めている。
その有り様は怒っているようにも、呆れているようにも、はたまた幼子に勉強を教えているようにも見えた。
「むしろ、ここで折ってもらえて良かったじゃない。その慢心と増長を抱えたまま、もっと強い敵と戦って御覧なさい。今度こそ本当に死ぬわよ。そうなる前にプライドを折ってくれてありがとう、くらいに思っときなさいよ。そっちの方が心の健康に良いわ」
「そういうもの、なの……かなぁ……? これ、本当に同意してもいいのかなぁ……?」
「ネガティブに考えるより、ポジティブに考えた方が人生楽しいもんよ。んで、さっきも言った通り、この辺は別にどうでもいいわ。良い薬だったわね、で終わる話だもの。だから、ここからが私が叱るべきところ」
その直後、九十九は強い力に引っ張られて、思いっきり体勢を崩してしまう。
咄嗟にバランスを整えようとしても、揺れる視界がそれを阻害する。
ほんの少しの浮遊感が上半身を襲った後、慣性の法則によってがくりと前後に揺れた頭が、ようやく状況を認識した。
九十九は今、五十鈴に胸ぐらを掴まれている。
目と鼻の先にまで引っ張らられた顔面は、目の前に迫る姉の、怒りに染まった表情を視認せざるを得なくなった。
「妖怪ボコるのを楽しんでた? ゲーム感覚で殺し合ってた? 舐めたクチ利くのもいい加減にしなさい、九十九。あんたが本当にそんな態度で戦ってたんならね、あんたが今まで関わってきた人たち、今頃みーんな死んでるわよ!」
瞳孔が揺れ動く。
今まさに胸ぐらを掴まれ、叱り飛ばされた彼の弱り切った眼差しが揺れている事を、彼女は確かに見逃さなかった。
「あんた、姫華ちゃんを3回も助けたんでしょ? その内の1回でも、遊び半分に助けたの? ゲームを遊んでるみたいに敵を殺したの? そんなふざけた態度で助けられるくらい、敵は弱くてくだらない連中だったの? その程度の敵に、姫華ちゃんは襲われたの?」
「……そ、れは」
違う。
それは、間違いなく誤りだと確信できた。
チョウチン・ネコマタは、九十九が後少し駆けつけるのが遅ければ姫華を食い殺していただろう。
それにイナリの補助が無ければ、倒すまでに少なくない負傷を受けていた筈だ。
フデ・ショウジョウや彼が生み出したガキツキの群れは、こちらの対処能力を超過する物量で攻めてきていた。
2匹の召使い妖怪たちあってこその勝利であり、決して自分1人で倒せた敵ではない。
テカガミ・ジョロウグモに至っては、そもそも「敵」とすら呼びたくは無い。
彼女もまた『現代堂』の被害者だった上、姫華の体を張った説得が無ければ、もっと残酷な結末を迎えていただろう。
決して弱くも、くだらなくも、片手間で倒せる程度の敵でも無い。
それを理解してしまった。思い出してしまった。
その時点で、先に吐露した「ゲーム感覚で妖怪を殺す事を楽しんでいた」という言葉は破綻する。
「姫華ちゃんね、言ってたわよ。あんたに返したいのに、返せるものが何も無いって。あんなにあんたの事を想ってて、あんたに報いたいと悩んでるような子を、ゲーム感覚で助けたって? あんた、姫華ちゃんの感謝を踏み躙る気?」
「……でも、完璧には救えなかった。灰管の友達2人は僕が来るより前に姫華さんの前で食い殺されて、ジョロウグモを本当の意味で救う事もできなかった」
「そんな『太陽は東から昇って西に沈む』くらい当然の事を言われても困るわ。人を完全完璧に救うだなんて、警察でも消防でも自衛隊でも無理な話よ。救えなかったものの数はいっちょ前に数える癖に、救えたものの数を計上しないからあんたはバカなの。分かる?」
グッ、と喉元に言葉が詰まる。
イナリたちにも度々言われてきた事だ。
今の九十九の力量では、手の届く範囲すら十分に拾い上げる事はできない。
その事を悩むよりも先に、自分にできる事を為す為に邁進すべきだと、そう思い続けていたのに。
今の自分は、そんな思考が持てずにいた。そんな考え方が頭の内から失われていた。
そう言いたげな表情から的確に察し取ったのか、五十鈴の指先が彼の額にぐりぐりと押し付けられる。
「今のあんたは、ちょっと心が折れてるだけよ。人間、強いショックを受けて落ち込んでる時は、何をどうやってもポジティブな考え方なんてできないの。むしろ、考えるしかする事が無い分、ネガティブな思考にズルズルズルズルと引き摺られていっちゃうものなの」
「それが……今の、僕?」
「お姉ちゃん舐めんな。こちとらあんたの1.5倍の人生を生きてんのよ、あんたみたいな落ち込み方をする奴なんていくらでも見てきたわ」
そう語る彼女の顔は、言外に「まったく世話が焼ける」とでも言いたげなようで。
「1回負けたくらいでくよくよしないの。自分の力がどんなものか知らなかった? それを御し切れない? 振り回されてズタボロになった? そんなの、生きてさえいれば後からいくらでも改善できるものよ。実力が足りないなら、伸ばせばいいだけじゃない」
「そんな、簡単に……」
「簡単よ。努力すれば何でもできる訳じゃない。けれど、ダラダラ怠けながら手にできる結果なんて無いわ。それは、ウジウジ泣いてばっかりでも同じ事。勉強も人生も、反省と対策が大事なの。行動の是非も成果も、大して重要じゃあないわ。生きてればいいのよ」
ここまで怒涛の勢いで言い切られては、頷く他無かった。
つまるところ、八咫村 九十九は己の敗戦を誰よりも重く受け止めていた。
自分の持つあらゆる手段が通用しない大敵を前に鼻っ柱を折られた彼は、その熱されやすい性分の反動でネガティブな考えばかりを脳裏に溜め込んでいたのだ。
それらの悩みはこの通り、長く彼を見てきた姉に一刀両断される程度のものでしか無い。
だから、本当の問題はここから先にある。
「で、九十九。私、今度こそ確信したわ」
「……うん」
「あんた、私がここまで言わなかったら……というか、私が『心の内を吐き出しなさい』って言わなかったら、このまま永遠に誰にも言わないつもりだったでしょ。誰にも言わないで、ずっと1人で悩み続けてたでしょ」
「……はい」
最早、肯定以外の選択肢は残されていなかった。
肯定の対価としてもたらされたのは、五十鈴の深い深い、そしてずっしりと重い溜め息だった。
「一番の問題はそこよ。1人で抱え込んでたって、いつかその重みに押し潰されるのがオチだわ。自分の大切な人だったり家族が思い詰めて精神的に憔悴してるってのに、実際に潰れてしまうまでその事に気付いてやれなかった側の気持ち、あんたに分かる?」
「……けれど」
ポツリと、言葉を絞り出す。
姉が諭す言葉の数々はどれも正しいものばかりだが、それでも心に刺さった“楔”は抜けない。
だって、そうだろう。
「変に打ち明けたりして、それで……皆に心配させたり、迷惑をかけたりしたくないんだ」
これ以上、情けない姿を見せたくなんて無いのだから。
「……はぁ~~~~~……」
立ち上がり、腕を組み、顔を俯かせて、重い溜め息を吐き散らす。
そうして彼女は、生真面目で馬鹿正直で業突く張りで、けれども優しくて友達想いな弟の両頬を包み込んだ。
「うみゅっ!? ね、姉さ……」
「今のあんたに『潰れてから発覚する方が迷惑でしょ』とか『その程度で迷惑がるほどあんたの仲間や友達は安いのか?』とか、そういうのを聞いたって毒にも薬にもならない返事しかしないでしょうし、ハッキリ言ったげる」
これは私の持論なんだけど。
そんな風に切り出して、狼狽えたままの弟へと真っ直ぐに目を合わせた。
淀み無く透き通った、そして力強い姉の視線を真っ正面から受けて、言葉に詰まったところへ。
「心配するのは権利、心配させるのは義務!」
その一瞬、自分が何を言われたのかを正確に認識する事ができなかった。
「……は、えっ?」
「いい? よく聞きなさい。私たちには、あんたを心配する権利があるの。そしてあんたには、私たちに心配させる義務があるの! 迷惑でも負担でも重荷でも無く、私たちはあんたを心配したくてたまらないのよ」
「そ、んな無茶苦茶な……!?」
「無茶苦茶なもんですか! 心配ってのはね、その人の事を想ってるからこそ、その人の無事と安寧を祈ってるからこそ生じる感情なのよ? 私は勿論、お爺ちゃんもイナリさんもお千代さんも姫華ちゃんも! 皆、九十九の事が大好きだから心配してんのよ」
その言葉に、黒い瞳がゆらりと震えた。
無力感と焦燥感、強迫観念に囚われて生気を失っていた九十九の瞳に、小さく光が灯る。
五十鈴だからこそ。生まれてからずっと傍にいてくれた姉だからこそ。妖怪の事も家の真実も何も知らなかった部外者だからこそ。
彼女の言葉と声色は、じくじくと傷んでいた心に染み渡り、隠し通してきた奥底へと届く。
「どうしても言いたくない事は言わなくていい。けど、あんたが本当に皆を仲間だと思ってるなら、曝け出せるものは全部出しちゃいなさい! あんたのカッコ悪いところも、情けないところも全部! カッコいいだけのヒーローになんてなるんじゃないわよ!」
そう言って、弟の体を思いっきり抱き締める。
骨折した右腕を痛めないよう気を付けながら、全身を使って彼の上半身を抱き留める。
暖かい。九十九は自然とそのような感想を抱いた。
思えば、最後に姉が抱き締めてくれたのは、いつの頃だっただろうか。
同級生にいじめられても何も言わず、それでも悔しかった時。
他愛も無い事で光太と喧嘩してしまい、とても悲しかった時。
大好きだったおもちゃが壊れてしまって、泣きじゃくった時。
彼女はいつだって、こんな風に抱き締めてくれた。
強い言葉で叱咤するのも、背中を押してくれているのだと分かっている。1度も、頭ごなしに否定された事は無かった。
「……私はいつだって、あんたのお姉ちゃんだから。九十九が辛い時は、なんでも聞いたげる。折れたっていい。立ち上がれなくたっていい。でも、立ち上がれない事を『恥』と考えるのはやめなさい。自分が歩いてきたこれまでを否定するのもね」
「……姉、さん」
「私はあんたが好きよ。秋の風みたいに静かで、夏の日差しみたいに熱くなれるあんたが。世界にたった1人しかいない、私だけの可愛い弟。しゃっきり胸張って生きなさい。あんたが自分の生きたいように生きていられるのが、私の望みなんだから」
無言で頷きを返した。頷く事しかできなかった。
涙が止めどなく溢れ出て、それを止める術が無かったからだ。
誰の前でも曝け出せなかった弱音を、苦痛を、恐怖を聞いてくれる人がいた。
心の中に押し込んでいたそれを聞き入れ、受け止め、肯定してくれる人がいた。
幼い頃、何度も何度もそうしたように、姉に抱かれながら涙を流す。
その様は真実、八咫村 九十九が秘めた心の脆弱な箇所だった。
「姉さん……姉、さん……っ!」
「おーおー、九十九が私の前で泣いたのっていつぶりかしらね。お婆ちゃんが死んだ時以来だったかな。変わらないわねぇ、そういうとこ」
「……小学生の、頃じゃないかっ」
「姉から見た弟はいつだってちっちゃいもんよ。……そら、言いたい事言って、思いっきり泣いたらスッキリしたでしょ。もう立てる?」
「……ん」
首肯を受け止め、そっと離れる。
左袖でぐしぐしと涙を拭った九十九は、どこか晴れやかな表情ではにかんでいた。
目元は赤く、右腕の骨折も未だ治っていない。
悩みを打ち明け吐き出しただけで、彼の心身が弱く、力量が低く事も変わらない。
やるべき事、共有するべき情報はまだまだ多く、この場で解決した問題は心の傷以外に無いだろう。
けれども、今はそれでよかった。
少なくとも、彼の心に突き刺さった「敗北」という“楔”が抜けただけで、五十鈴にとっては値千金の価値があった。
「とりあえず、なんかお腹に入れましょっか。下に行って適当にもらってくるわ。九十九は何か食べたいものとかある?」
「それなら、えっと……?」
「……? どうかした?」
「……その、向こうに……」
視線を襖の向こうにやり、左手でも指し示す。
一体何がとそちらに意識を向けてみれば、彼女もまた、襖の向こうに隠れた気配たちを察し取ったようだ。
「……賭けてもいいですけど、どうせ課長が唆したんでしょ?」
「せやでー☆ 若い連中の悲喜交交ほど、見てて楽しいモンもそうそうあらへんなぁ」
すい、と部屋の中に光が差す。
五十鈴が想像した通り、廊下には瀬戸が悪びれもせずに立っていた。
彼がニヤニヤと笑いながら襖を開いた拍子に、一緒になって聞き耳を立てていたらしい者たちが一斉に転がり込んでくる。
ふわふわもこもこのキツネ、黒くてちっちゃなスズメ、白銀色に染まった長髪の少女。
……つまりまぁ、そういう事である。
「……そういうの、あんまりお行儀が良いとは言えないと思うんだけど?」
「へへ……そこなスズメがどうしても、と言いやしてね。へぇ、決してわては賛成なんかしておりやせんよ? ええ」
「あらあらあらあらあら? 坊ちゃまが心配だから見に行こうと仰ったのはどこの偏屈キツネでしたかしら~?」
「うーん、語るに落ちてるってレベルじゃないわね~」
なんとも白々しい召使い妖怪たちの姿に頭を掻きつつ、視線を横にやる。
視界を巡らせた先では、九十九の前に座り込んだ姫華が、涙目で向き合っていた。
「……ごめんね、九十九くん。私、自分でも気付かない内に、あなたに負担をかけてしまっていたのかもしれない」
「……そんな事は無いよ、姫華さん。全部、僕が選んだ事だから」
「違うの! 私だって、本当は動くべきなのに、戦うべきなのに……まだその為の力を持っないとか、そういう言い訳をしてた。戦えるのは九十九くんしかいないって、そういう風に考えてたんだ」
「それだって、姫華さんは昨日覚醒めたばかりなんだから仕方無いじゃないか。僕も、姫華さんには無理をしてほしくないって思ってる」
「──私だって、九十九くんに無理してほしくないよ!」
彼の左手を、そっと両手で包み込んで。
鏡のように透き通った瞳は、今は涙で潤んでいるけども。
それでも彼女の手のひらは温かく、大切な友達の左手を労るように抱え込んでいた。
「私にできる事があったら、なんでも言って! 今はまだ、妖怪と戦う事はできないかもしれないけど……でもっ、私にしかできない戦い方がある筈だから!」
「……うん。その時は、目一杯頼らせてもらうよ。その代わり、カッコ悪いところとかたくさん見せちゃうだろうけど……」
「全然気にしないよ! むしろ、もっと見せてほしい。これまで私が足を引っ張ってきた分、九十九くんからも、私に寄り掛かってほしいんだ」
「うん……ありがとう」
ようやく、肩の力を抜いて笑う事ができた。
心の“楔”はとうに抜けて、安心感がヒビを埋めて満たしていく。
九十九はこの時、心の底から「仲間」の大切さを噛み締めた。
彼らが傍にいてくれるのなら、このまま折れている訳にはいかない。
もう1度、彼の瞳に炎のような──しかしヤタガラスに呑まれていた時とは違い、確かな人間性を孕んだ光が宿る。
「アオハルも結構やけどねぇ、そろそろボクからもええかな?」
頭上から投げかけられた、からかうような声色。
見上げれば、瀬戸がニヤニヤと笑いながら2人を眺めていた。
その目尻はくにゃりと歪み、なんとも楽しそうな表情だ。
彼が自分たちを揶揄しているのだと気付き、九十九と姫華は途端に顔を赤くする。
「あ、えっと……」
「その……はい。お見苦しいところを……」
「なはは、なんも見苦しあらへんわ。若者なんてな、自分らくらい乳繰り合うとる方が見てて気分がええもんや。ほら、ボクらはなんも邪魔せぇへんから、じゃんじゃんやってくれてええで」
「セクハラ甚だしいですね、課長」
顔を真っ赤に染めた学生たちを見てゲラゲラと笑う上司に、五十鈴は冷め切った視線を飛ばす。
それを受けて「堪忍な」と手を振りつつ、謎めいた男はサングラスを指で押さえながら。
「ともあれ、八咫村ののメンタルが安定してきたようで何よりやわ。良くも悪くも、自分はこの一党の要やさかいな。戦力的にも、精神的にも。ボクの作戦を実行するにあたって、自分がダウンしとったら話にならんのや」
「作戦……って、ここから逆転できるような何か、ですか?」
「逆転できるかは、自分ら次第やな。ボクは裏方しかでけへんねん。せやさけ、実働は自分らに任せるしか無いねんけど……ともあれ、ボクから提案する事は至ってシンプル」
薄暗い部屋にあって、彼の装着したサングラスがギラリと光る。
それは果たして、瀬戸という男の食えない切れ味を示唆したものなのか。
「一休みした後、今日の夕方から地脈の要ぇ行って五十鈴ちゃんに浄化をしてもらいたいねん。ほんで道中に邪魔者が出てきよった場合、八咫村の坊主以外に相手してもらおか」
Yの悲劇/あねおとうと




