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【揺花草子。】(日刊版:2022年)  作者: 篠木雪平
2022年03月
72/364

【揺花草子。】[#3698] 身ぎれいにしておく。

Bさん「世は空前のキャンプブーム。」

Aさん「ああ、うん、そうだよねえ。」

Cさん「インドア派の阿部さんは全く関係ないって感じね。」

Aさん「そんなんあなたたちだって一緒でしょうが!!!」

Bさん「揃ってインドア派ばかりのこの現場ですが、

    現場きってのインドア派のくせに意外と旅好きのナカP。」

Aさん「そうみたいだねえ。」

Cさん「年に何度かはバイクにどっかと荷物を積んで

    ソロキャンに勤しむらしいわよ。

    流行りに乗じてる感がとっても滑稽よね。」

Aさん「酷い事言いますねこの人!!!」

Bさん「ま、ナカPの趣味趣向なんてこの際どうでもよろしい。」

Aさん「きみも大概酷いな。」

Bさん「今のキャンプブームのきっかけが

    ご存じ『ゆるキャン△』である事に対してはもはや

    疑念の余地はないと思われるけれども、

    実はだいぶ前にも日本ではキャンプブームがありました。」

Aさん「んんー・・・そう?」

Cさん「1990年代にファミリーキャンプが大流行した事があったみたいよ。

    大柄でリッチなキャンピングカーが飛ぶように売れたとか。」

Aさん「あぁー・・・なんかそんな話聞いた事あるかもです。」

Bさん「今からもう30年近く前になると思うんだけど、

    当時はもう毎週のように家族揃ってキャンプに繰り出すような

    イケイケのご家族もたくさんいたんだろうねえ。」

Aさん「イケイケのご家族と言う表現よ。」

Cさん「そんなキャンプブームも終焉し、野営はニッチな趣味へと回帰した。

    もともとが好き者のアクティビティである事は違いないしね。」

Aさん「そうなんですかねえ。」

Bさん「実際阿部さんだって好き好んで野営しようとは思わないでしょ。

    おうちで暖かいおこたで暖かいお茶を飲みながら

    エロいアニメを観ながら夜を過ごしたいでしょ。」

Aさん「別にエロいアニメは観ないけれども!!!」

Cさん「この数十年、インドアの娯楽の伸長具合は目を瞠るものがあるわ。

    特段お出掛けしなくても家の中で楽しめる物事がものすごく増えたし、

    その質も圧倒的に上がって来ている。

    アウトドア趣味が徐々に劣勢に傾くのも已むなしよ。」

Aさん「うーん、そうなんですかねえ。」

Bさん「そこに来てのこのキャンプブーム。

    かつて世を席巻したキャンピングカーのオーナーだった皆さんは

    まさに時代に返り咲いたと懐古厨まる出しで

    キャンプに繰り出すわけですよ。」

Aさん「言い方酷いなきみ。」

Cさん「そんな彼らは、かつて良く訪れたキャンプ場、

    彼らにとってはホームグラウンドとも呼べるフィールドに

    喜び勇んで馳せ参じるわけよ。」

Aさん「はぁ・・・。」

Bさん「つまり古巣でキャンプと言うわけだ。」

Aさん「古巣でねえ。」


Bさん「最近巷ではこう言うのを

    『ふるすキャン△』と呼ぶらしいよ。」

Aさん「ウイルスチェックかな?」


 毎週1回はしといた方が良いやつ。

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