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【揺花草子。】(日刊版:2022年)  作者: 篠木雪平
2022年07月
197/364

【揺花草子。】[#3823] 向かい風の中を。

Bさん「頼朝死んだじゃないですか。」

Aさん「あぁ、2週間くらい前だね?」

Cさん「何言ってるの?

    頼朝が死去したのは1199年よ。823年も前よ。」

Aさん「いやそれはそうですけども!!!

    大河ドラマの話ですよね!!???」

Bさん「ま、そうなんだけど。

    絶賛 OA 中の『鎌倉殿の13人』ね。

    前半最後の山場とも言える頼朝の死去。

    そして後半は苛烈な権力闘争に明け暮れた末、

    ついにわんにゃんにゃんわん祭りで法皇と衝突していく事に

    なるわけだ。」

Aさん「わんにゃんにゃんわん祭りがクライマックスになる可能性

    高まって来てるよね・・・。」

Cさん「幕府の屋台骨たる頼朝だけれども、

    その死は謎に包まれていると言われているわ。

    ドラマでは橋供養からの帰途、急に手の痺れを感じて意識喪失、

    落馬し意識不明の重体となり、その後死去したと言う

    描き方だったわね。」

Aさん「でしたね。

    義時が最後に手渡した水がもしや・・・みたいな匂わせが

    随所に描かれてましたね。」

Bさん「そうだったね。

    鈴の音が義時にだけ聞こえなかったりとか、

    火葬の準備で『燃え残っては困るのだが』とか言ったり

    義時の息子が頼朝落馬の状況を訝ったのに対して

    『よくぞ見抜いた』とか答えたりするのがね。」

Aさん「うんうん。」

Cさん「さっきも言った通りこの後は幕府は

    血で血を洗う権力闘争に陥っていくわ。

    ようやく『13人』の出番と言うわけね。」

Aさん「そうなりますね。」

Bさん「そう考えると、タイトルの『鎌倉殿の13人』は

    『頼朝に仕えた13人』と言う意味ではなかったね。

    むしろ頼朝を継いだ頼家に仕えた13人だね。」

Aさん「あぁー。そうなるか。

    でもまあ『鎌倉殿』って言うのは作中でも描かれているけれども

    幕府の首魁を指す役職みたいな意味合いだよね。」

Cさん「確かにそうね。

    個人と役職の境は曖昧だったとは思うけれども。」

Aさん「ふむ。」

Bさん「ま、ともあれ、頼朝が死去したのが1199年。

    幕府は大いに揺らぎ、乱世へと突入していく。」

Aさん「そうだねえ。」


Bさん「時はまさに世紀末。」

Aさん「そう言う事なの!!???」


 淀んだ街角で出会ったりするんです?

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