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【揺花草子。】(日刊版:2022年)  作者: 篠木雪平
2022年07月
195/364

【揺花草子。】[#3821] SRV。

Bさん「昨日はちょっと昨今の環境問題を解決するかも知れない

    斬新なソリューションを披露してしまったね。」

Aさん「斬新かな?

    いくらどんな願いが叶うと言っても

    キュゥべえがせっかく集めたエネルギーを返せなんて願いが

    通るとは思えないけど?」

Cさん「それじゃ看板に偽りありじゃない。

    宇宙のルールを書き換えるようなアルティメットな願いも

    成立してるんだから、

    何なら『宇宙全体のエネルギー問題を解決して』って言う願いでも

    叶わなければおかしいわ。」

Aさん「いや・・・まあ、それはそうかもですが・・・。」

Bさん「まあそれはともかく、今年は梅雨も僅か2週間で終わって

    梅雨が明けた途端に毎日大変な暑さに苛まれていると言う話ですよ。」

Aさん「あぁ。うん。そう言う話だった。忘れてたよ。」

Cさん「さすが阿部さんね。

    鶏だって3歩歩くまでは記憶を維持できるのに

    室内で1歩も歩いてないのにあっさり忘れちゃうのね。

    阿部さんはもしかしたら新しいタイプの鶏なんじゃないかしら?

    ちょっとコケコッコーって言ってみて?」

Aさん「すごい酷い煽られ方をしている!!!」

Bさん「環境負荷云々の話はあるけれども、現実として暑いは暑いわけで、

    小さなお子様やお年寄りなどがいるご家庭では

    躊躇なく冷房を使うようにと喧伝されていますね。」

Aさん「ああ、うん、そうだねえ。

    たかだかいくらかの冷房費をケチって死んだら

    元も子もないでしょうっって感じだもんね。」

Cさん「そんな守銭奴みたいな視点だけで語られているわけではないのよ。

    阿部さんはほんと二言目にはカネカネカネね。浅ましいわ。」

Aさん「うぐっ・・・いや、そう言うつもりで

    言ってるわけではないんですが・・・。」

Bさん「そんなわけで、ここぞと言う時には勇んで冷房をオンにする。

    熱波に苛まれるお外から帰って来たあとなんかは特に

    なるべく早くお部屋を冷やしたいよね。」

Aさん「それは、そうかも。」

Cさん「スピーディーに冷房をオンにしたいわよね。」

Aさん「スピーディー・・・ま、そうですね。」


Bさん「スピーディー・冷・房オンって感じだよね。」

Aさん「スピーディー・冷・房オン誰だよ。」


 わずか35年の生涯だったそうで。

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