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【揺花草子。】(日刊版:2022年)  作者: 篠木雪平
2022年06月
170/364

【揺花草子。】[#3796] ちゃんと芸術ですよ。

Bさん「『ボブの絵画教室』。」

Aさん「んん。」

Cさん「少し前にも話したわよね。」

Aさん「そうでしたね。」

Bさん「ヒゲモジャアフロのボブ・ロス氏が

    自分たちだけの輝きを求めてステージで絵筆をふるう番組だよね。」

Aさん「だからそう言うライブペインティング的なあれじゃないから。

    仲間だけどライバルみたいなあれじゃないから。」

Cさん「ボブ・ロス氏は既に四半世紀も前に亡くなってしまったけれども、

    彼が残した偉業は今もなお燦然と輝いているわよね。」

Aさん「そうだと思います。

    四半世紀経ってもまだまだ人々の口に上るわけですからね。」

Bさん「これは投機目的で阿部さん1枚2枚ロス氏の絵を

    買っておいた方が良いんじゃない?」

Aさん「投機目的とか言うんじゃないよ。いやらしいんだよ。

    いやもちろん芸術作品とお金の関係は

    ずっと昔から切っても切れないものだとは思うけれども。」

Cさん「それは確かにそうよね。

    昔の絵描きさんはみんなパトロンがついていたりしたわけだしね。」

Aさん「まあ・・・。」

Bさん「ともかく、今なお多くのフォロワーを生んでいると思われる

    『ボブの絵画教室』。

    阿部さんもこれやってみれば良いんじゃないかなと思うんだ。」

Aさん「えっ・・・いや、ぼくが絵画教室?

    ぼく別に絵とか描けないけど?」

Cさん「そこは仕方ないわね。

    じゃあ絵を描く教室じゃなくて、

    絵を解説したりするのはどうかしら。」

Aさん「えっと・・・品評みたいな感じですかね?

    まあそれなら絵を描くよりは敷居低いかも知れないですけど、

    それでも絵の良し悪しを判断したりとかは

    優れた審美眼が必要ですよね?

    それだって素人が一朝一夕で身に着けられるようなものでは

    ないのでは?」

Bさん「そこは大丈夫だと思うよ。

    その点阿部さんの審美眼は大いに優れているに違いないと

    ぼくらは感じているからね。」

Aさん「えっ。えぇー・・・。そうかなぁ・・・。」

Bさん「だからね、阿部さんも絵画教室を開けば良いと思う。

    そしてそれを NHK BS とかで OA すれば良いと思う。」

Aさん「NHK さんで・・・?」


Bさん「番組名は

    『阿部の春画教室』

    でどうだろう。」

Aさん「それは NHK で OA できないのでは!!???」


 北斎先生とか紹介しますよ。

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