【揺花草子。】[#3784] ミノ虫と言う言い方もあるそうで。
Bさん「昨日テトリスのブロックを構成する『テトリミノ』の由来は
旧律令国の美濃国の形を象ったものだからだと言う話をしたね。」
Aさん「うん。完全にガセネタだけどな。」
Cさん「ちなみにこう言う正方形を繋ぎ合わせて
一定の形を成した多角形の事を『ポリオミノ』って言うの。
その内包する正方形が2つならドミノ、
3つならトリミノあるいはトリオミノ、
4つならテトロミノ、5つでペントミノ、6つでヘキソミノ・・・」
Aさん「あっ・・・なるほど、『テトロミノ』は
4を表す『tetra』+『omino』って意味なんですね?」
Bさん「その通りだよ。
もともとは『domino』って言葉があって、
これが2つの正方形を繋げたものだから、
そこから『omino』を切り出してアタマに数を表す言葉を付け足して
複数の正方形で成り立つ多角形、と言う意味の言葉を作ったわけだ。
こう言う n 個の正方形からなる図形を総じて、
さっきママンも言ったポリオミノと呼ぶわけです。」
Aさん「なるほどなるほど。そう言う事か。
・・・んっ、あれ、でもそれは『テトロミノ』の説明であって
『テトリミノ』の説明ではないよね?」
Cさん「そこはあれよ。『テトリス』と言うゲーム名から名付けた
造語と言うわけよ。」
Aさん「あぁ、なるほど・・・。」
Bさん「もともとこう言うポリオミノは、
『箱詰めパズル』と呼ばれるタイプのパズルのピースとして
考案されたわけ。
バラバラな形のポリオミノをきっちり枠に収められる遊びだね。」
Aさん「ふむふむ。」
Cさん「長方形の枠の中にペントミノを収めていくパズルがメジャーだけど、
中にはもっと複雑なものもあるそうよ。
立体だったり、模様を揃えなきゃいけなかったり、
複数のポリオミノの組み合わせであったりとか。」
Aさん「ほほう・・・。それは、なかなかやりがいがありそうですねえ。」
Bさん「こう言うパズルはね、最適解はそりゃ
コンピュータシミュレーションで導き出せるかも知れないけど、
実際にいろいろ手を使って組み合わせてうまく行くかどうか
試行錯誤していくのが楽しい。」
Aさん「うんうん。出来上がった時の達成感もひとしおだしね。」
Cさん「つまり実際にピースを手で取りながら試すってわけよ。」
Aさん「え? ええ、まあ、そうですね。」
Bさん「『テトリス』って言うのは
『手で取り試す』をもじったものだと
言われているしね。」
Aさん「またガセネタ!!!!!」
テトリスは別に手で取るわけではない。