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【揺花草子。】(日刊版:2022年)  作者: 篠木雪平
2022年06月
158/364

【揺花草子。】[#3784] ミノ虫と言う言い方もあるそうで。

Bさん「昨日テトリスのブロックを構成する『テトリミノ』の由来は

    旧律令国の美濃国の形を象ったものだからだと言う話をしたね。」

Aさん「うん。完全にガセネタだけどな。」

Cさん「ちなみにこう言う正方形を繋ぎ合わせて

    一定の形を成した多角形の事を『ポリオミノ』って言うの。

    その内包する正方形が2つならドミノ、

    3つならトリミノあるいはトリオミノ、

    4つならテトロミノ、5つでペントミノ、6つでヘキソミノ・・・」

Aさん「あっ・・・なるほど、『テトロミノ』は

    4を表す『tetra』+『omino』って意味なんですね?」

Bさん「その通りだよ。

    もともとは『domino』って言葉があって、

    これが2つの正方形を繋げたものだから、

    そこから『omino』を切り出してアタマに数を表す言葉を付け足して

    複数の正方形で成り立つ多角形、と言う意味の言葉を作ったわけだ。

    こう言う n 個の正方形からなる図形を総じて、

    さっきママンも言ったポリオミノと呼ぶわけです。」

Aさん「なるほどなるほど。そう言う事か。

    ・・・んっ、あれ、でもそれは『テトロミノ』の説明であって

    『テトリミノ』の説明ではないよね?」

Cさん「そこはあれよ。『テトリス』と言うゲーム名から名付けた

    造語と言うわけよ。」

Aさん「あぁ、なるほど・・・。」

Bさん「もともとこう言うポリオミノは、

    『箱詰めパズル』と呼ばれるタイプのパズルのピースとして

    考案されたわけ。

    バラバラな形のポリオミノをきっちり枠に収められる遊びだね。」

Aさん「ふむふむ。」

Cさん「長方形の枠の中にペントミノを収めていくパズルがメジャーだけど、

    中にはもっと複雑なものもあるそうよ。

    立体だったり、模様を揃えなきゃいけなかったり、

    複数のポリオミノの組み合わせであったりとか。」

Aさん「ほほう・・・。それは、なかなかやりがいがありそうですねえ。」

Bさん「こう言うパズルはね、最適解はそりゃ

    コンピュータシミュレーションで導き出せるかも知れないけど、

    実際にいろいろ手を使って組み合わせてうまく行くかどうか

    試行錯誤していくのが楽しい。」

Aさん「うんうん。出来上がった時の達成感もひとしおだしね。」

Cさん「つまり実際にピースを手で取りながら試すってわけよ。」

Aさん「え? ええ、まあ、そうですね。」


Bさん「『テトリス』って言うのは

    『手で取り試す』をもじったものだと

    言われているしね。」

Aさん「またガセネタ!!!!!」


 テトリスは別に手で取るわけではない。

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