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【揺花草子。】(日刊版:2022年)  作者: 篠木雪平
2022年01月
15/364

【揺花草子。】[#3641] 釣り人みたいだな。

Bさん「2355-0655年越しをご一緒にスペシャル。」

Aさん「あぁ、うん。年末年始の。」

Cさん「いつも通り今年も OA されたわね。」

Aさん「でしたね。」

Bさん「トムさんのイノシシの歌が印象的だったよね。」

Aさん「何年前のていで話してるの?」

Bさん「今回の OA では去る秋に始まった『ヨルガヤ姉妹』が

    トップを飾りました。」

Aさん「んん、そうだった。年越しそばの話だったっけ。」

Cさん「あと我が家の3大ニュース的な話もしてたわ。」

Aさん「そう言えばそうでした。」

Bさん「ここで2021年阿部さん3大嫁の話をしておく?」

Aさん「しませんけど?」

Cさん「3人では収まらないものね。」

Aさん「そう言う意味ではないですが!!!」

Bさん「そのあと数年来の恒例である『こたつで仮説』。

    食用の金箔の話題だったよ。」

Aさん「うんうん。」

Cさん「新年を迎えてすぐに干支ソングだったわよね。」

Aさん「でしたね。今年は寅年の。」

Bさん「『トラ太郎とトラッタラッタオーケストラ』って言う曲だったね。

    オーケストラでトライアングルを担当するトラ山トラ太郎氏を

    フィーチャーした楽曲だったよ。」

Aさん「トラ太郎氏。」

Cさん「同じオーケストラにはトランペットを担当する

    トラ山トラ二郎氏もいるわ。」

Aさん「それはウソですね?

    ちょっとホントっぽいですけどガセですよね?」

Bさん「トライアングルってさ、小学生の音楽の授業の合唱とかで

    カスタネットと同じようなポジションと見做されているじゃない。」

Aさん「あぁ・・・確かに。

    音階を出せない打楽器でリズム担当のポジションだよね。」

Cさん「とは言っても、程良いタイミングでチーンチーン鳴らすだけと言うか、

    カスタネットはある程度強弱の付け方や譜割りの如何で

    グルーヴと言うかノリを演出できるけれども、

    高い金属音で長音で鳴らすのが基本のトライアングルは

    そう言う役割をこなすのも難しそうだわ。」

Aさん「うーん、そうかも。」

Bさん「・・・と、『トラッタラッタオーケストラ』を聴くまでは

    ぼくも思っていた。」

Aさん「えっ?」

Bさん「いや、あのね、件の楽曲には

    トラ山トラ二郎氏のトライアングルの独奏パートがあるじゃない。

    短い小節でいくつか。」

Aさん「あぁ・・・あったねえ。」

Bさん「ただチーンチーン鳴らすしか能がないと思い込んでいたトライアングルが、

    ちゃんとした演奏家の手に掛かればあんなにも表現力のある

    ダイナミックな演奏も可能な楽器であると言う事を

    ガツーンと見せつけられた気がしてるんです。」

Aさん「お・・・おぉ・・・そこまで?」


Bさん「これはトライアングラー増えそうって思った。」

Aさん「トライアングル奏者の事

    トライアングラーって言うの?」


 トライアングリスト?

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