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【揺花草子。】(日刊版:2022年)  作者: 篠木雪平
2022年05月
145/364

【揺花草子。】[#3771] 良ちんは本で見た事がある。

Bさん「『絶対に○○しないと出られない部屋』ってあるじゃないですか。」

Aさん「あぁ・・・まぁ・・・。」

Cさん「イノちゃんは『エッチな企画でよく見るヤツ!!』って言ってたけど。」

Aさん「まあ・・・あの子はちょっと・・・いろいろアレな子なので・・・。」

Bさん「こう言う企画、ぼくらもやってみたら面白いかなって。」

Aさん「えっ。ぼくらって、【揺花草子。】でって事?」

Cさん「そりゃそうに決まってるでしょ。

    よもやバーキン家で家庭内でそんな企画やったところでって

    感じでしょ。」

Aさん「いや・・・あなた方ならそう言うところに楽しみ見出して来そうな

    雰囲気ありそうですし・・・。」

Bさん「そんな事ないっ!

    阿部さんはどう思ってるか知らないけどぼくら親子なんて

    そんな仲良くないからね?

    家に帰ったらもう早々に自室にこもって

    『飯風呂寝る』ぐらいしか会話ないからね?」

Aさん「いやそれ絶対嘘だろ? なんでそんな亭主関白なの?」

Cさん「早々に自室にこもるのはまあ割とそうかもだけど

    Discord とかで会話はしているからね。」

Aさん「オンゲ!!!

    だったらもう普通に会話で良いのでは!!」

Bさん「ま、とにかく、ぼくら【揺花草子。】も

    この全く浮揚の兆しを見せない状況を打開するために

    『絶対に○○しないと出られない部屋』企画を

    やってみようかと思うわけですよ。」

Aさん「もう趣旨が打算的だもんなあ。

    そしてそんな企画をやったところで浮揚のきっかけになる気が

    全くしないもんなあ。」

Cさん「それは阿部さんのそう言う否定的な態度のせいじゃない?

    みんなで一致団結して面白くしてやろうと言う空気の中で

    1人だけ傍観者気取りでつまらなそうにしてるから

    観てる側も白けるんじゃないの?」

Aさん「ガチ目のダメ出しやめて下さい!!!

    いやっ・・・すみません・・・。

    じゃあ、まあ、一体どんな『○○しないと』をやるって言うんですか?」

Bさん「そこはね。もうちゃんと考えてあって。」

Aさん「考えてはあるんだ?」

Cさん「阿部さんの期待に背くようで悪いけれども、

    残念ながらエッチな企画ではないわ。」

Aさん「おっ・・・い・いや・・・

    べ・別にそれは求めてないですけど・・・。」

Bさん「ズバリ、ぼくらが考えた企画とは。」

Aさん「んん。」


Bさん「『阿部さんにグーパンブチかまして

     肋骨2,3本貰うまで出られない部屋』

    とかどうだろう。」

Aさん「いやダメだよ?」


 そう言う過激なのはちょっと。

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