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【揺花草子。】(日刊版:2022年)  作者: 篠木雪平
2022年04月
120/364

【揺花草子。】[#3746] 席巻する。

Bさん「昨日も話したエミリア・ロマーニャ GP は

    いつものウィークエンドと違って

    『スプリント予選』改め『スプリント』レースが

    組み込まれているね。」

Aさん「あぁ、うん、そうだったね。」

Cさん「建付けがいろいろ細かく変わったわよね。

    去年の『スプリント予選』はあくまで『予選』であって、

    日曜日の決勝レースのグリッド順を決めると言う位置付けだった。

    そう言う意味では金曜日の予選は厳密な意味では予選ではなくて

    『スプリント予選の出走順を決めるセッション』だったわけね。」

Aさん「ややこしいですけど、そうでしたね。」

Bさん「けども、今年は金曜日が明確に『予選』となった。

    金曜日に一番時計を刻んだ人がポールポジションの栄誉に与る。

    結果的に金曜日のセッションが土曜日の出走順を決めるものと言う

    位置付け自体は変わってないんだけど、

    土曜日のレースは『予選』ではないと言う明確なポジションになって、

    つまりエミリア・ロマーニャ GP では言ってみれば

    2ヒートのレースウィークエンドになったと言えるんじゃないかな。

    ちょうど F2 がそうであるようにね。」

Aさん「あぁ・・・まあ細かい事を言うと違うのかも知れないけど、

    確かに F2 のウィークエンド構成に近付いたのかも知れないね。

    もちろんリバースグリッドなんかはないわけだけど。」

Bさん「そして今年大きく変わったのは、土曜日のレースでは

    去年は1位から3位までにポイントが付いていたのが、

    今年はなんと8位までポイントが付くようになった。

    スプリントでの1位は本戦での6位に相当するポイントだから、

    去年みたいに1ポイントを争うような接戦になったら

    ここでの取りこぼしは大きなダメージになりかねないよ。」

Aさん「んん。そうだねえ。

    言ってもここまで3戦、今年が去年みたいな接戦になるかって言われると

    そうならないんじゃないかなみたいな見立ても

    強くなって来てるけど・・・。」

Cさん「まあそうよね。開幕から3戦はフェラーリが強すぎたと言うか、

    レッドブルもメルセデスもフェラーリに挑めるステージに

    立ててない感じがするわね。」

Aさん「そうなんですよね。

    速さはあるが信頼性の乏しいレッドブルと、

    速さに欠けるがなんだかんだできちんと

    チェッカーまで行けるメルセデス。

    第3戦時点では信頼性の差でメルセデスが上にいますけど、

    どっちにせよフェラーリには追い付けてない。

    レッドブルが信頼性を取り戻したら。

    メルセデスが速さを取り戻したら。

    そう言う可能性がこのエミリア・ロマーニャ GP で

    垣間見る事ができるかどうか、と言うところだと思います。」

Bさん「その通り。

    このままフェラーリ独走って言うのは、

    いやまあそれはそれで盛り上がるは盛り上がると思うけど、

    折角去年よりもコース上でのバトルが多く見られるように

    なって来てるんだから

    チャンピオンシップもそう言う際どいポイント争いを見たいよね。」

Aさん「うんうん。そう思うわ。」


Bさん「だから参入直後から全戦全勝を刻んでいく

    バランスブレイカーである

    バーキン・レーシングの新規参入が

    歓迎されないんだ。」

Aさん「ゲームの話!!???

    それに別に歓迎されてないわけではないだろ!!???」


 2022年版はまだか。

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