三話
今回は何について語ろうかと思います。
古典と歴史についてちょっと語ろうかな。平安時代ではありませんが。「平家物語」も有名ですね。
現代語訳も原文も実はそんなに読んだ事はないのですが。
「祇園精舎の鐘の声……」
という序文で始まります。私が持っているゲームで「遥かなる時空の中で3」という作品がありまして。これが平家物語がベースになっているんです。主人公のサポートをしてくれる朔という女の子が出てくるんですが。
この朔は尼僧なんですね。つまり、出家した立場にあります。
平家物語では世を儚んで出家した女性が何人か出てきます。
まず、清盛に仕えた祇王と祇女姉妹、仏御前。源氏側の女性でいうと静御前も義経の死後に出家しています。
祇王は当時でいう白拍子という遊女の身分でした。舞と歌の上手さで清盛に気に入られ、召し抱えられます。その後、清盛の寵愛を得た彼女ですが。後に現れた仏御前にその寵愛は移ってしまいました。
清盛は次第に祇王を疎んじて自分の邸から追い出してしまいます。妹の祇女と母も一緒でした。彼女たちは京の都のとある場所で世を儚んで出家します。庵を持ち、住み始めました。
そして静かに暮らして数年が経ちます。とある日、祇王達が経を読んだりしていると庵にある一人の女性が訪れます。
何と、訪ねてきたのはかつて祇王と同じく清盛に気に入られていた仏御前でした。祇王達は驚きます。
どうして、こちらに来たのか問うと仏御前は答えました。
「……私も清盛様に最初は気に入られていましたが。月日が経つ内に飽きられてしまったようなのです。もう、私には頼る人がいません。もし良ければ、こちらに置いてはいただけないでしょうか」
訳を聞いた祇王達はそれであればと仏御前を受け入れます。後に彼女も出家して祇王達と共に修行をする日々を送ったようです。
もう一人あげるとするならば、静御前もいいのですが。出家したかは定かではありませんが。
木曽義仲に仕えた女武将の葵御前でしょうか。実は巴御前も有名なんですが。実在が怪しいので葵御前について語ろうと思います。
葵御前は木曽義仲の妾としてでも有名です。彼女は範覚という男性の娘です。範覚は僧侶であったといいますが。
さて、葵御前も巴御前と並ぶ強さの持ち主だったようですね。
ところが、葵御前は倶利伽羅峠の戦いの時に大活躍をしたものの源氏側に最期は討ち取られてしまいます。そういえば、遥かなる時空の中で3に葵御前の塚が出てきました。倶利伽羅峠に実際にあるようです。
葵御前は体が丈夫ではなかったようで人外のものと契約していたのではとも言われていますが。真偽のほどはわかりません。
巴御前も京都の宇治川の戦の時に義仲に逃げるように説得されたと言います。その後、彼女は逃げ延びて出家して尼僧になったとか。九十歳まで生きたと伝えられています。
巴御前と葵御前は恋のライバルだったとも推測されています。義仲の側にいつもいる巴御前を葵御前は羨ましく思っていたようです。後、巴御前にはいとこの女性がいて山吹御前と言いました。この山吹御前が息子の木曽冠者義高の母であったとも伝えられています。そう、山吹御前も木曽義仲の妾であったのは確かなようですね。
とあるマンガでは巴御前が母だという設定でしたが。確かな事はわかりません。
折角だし静御前についてもちょっとだけ。義経が奥州に逃げる途中で吉野山で彼女と別れるのですが。義経は実は正妻の女性と吉野山を過ぎた辺り、後で合流して一緒に逃げているんです。なので静御前は正妻の女性が捕まったりしないように囮になったのではと私は個人的に思っています。吉野山を降りていた途中で静御前は捕まっているし。
義経は静御前が庶民の身分だったのでそうした可能性があるかと考えてしまうのです。まあ、それはさすがにないでしょうが。
とりあえず、ここまでにします。いかがだったでしょうか。それではお読みいただきありがとうございました。




