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二話

  古典についてもうちょっと書こうかと思います。


  一話であげた「伊勢物語」や「竹取物語」も有名ですね。「伊勢物語」の中で出てくる和歌が風流です。主人公の男がいろんな所を旅する物語でもあります。

  「伊勢物語」は作者不詳のようです。通称を「在五中将の物語」ともいうそうで。

  在は在原姓を指し、五は官位の五位を指します。つまり、在原業平の事を言っていると言えますね。

  在原業平は一話でも書きましたが。本当に色男で有名です。

  両親が皇族の方であったので血筋は高貴であったといえます。

  ただ、時代は藤原氏が権勢を誇っていました。業平は臣籍降下したのです。在原もこの時に賜った姓であったようですね。

  業平はとある宮様--親王と言える身分の方に仕えていたとあります。その宮様の親戚筋の女性と結婚していました。

  業平は先にも書いたように世間では在五中将と呼ばれています。

  「伊勢物語」ではけっこうひどい目に遭う彼ですが。史実では違ったようです。

  業平は二条后と呼ばれた女性との禁断の恋をしていたとも言われています。また、斎宮様ともそういう関係であったのではと噂になっていますが。真偽の程はわかりません。

  蔵人頭も務めていたらしいので政治の中枢にいたともいえる彼です。


  「竹取物語」はかぐや姫で有名ですね。これも作者は不詳のようです。かぐや姫は竹から出てくるわけですが。とある罪を犯した事により月から地上へ降ろされた女性だそうです。

  かぐや姫は赤ん坊からたった数ヶ月で大人の女性に育ちました。けど容貌が輝かんばかりだった為に幾多の男性から求婚されます。その中でも特に熱心だったのが五人の公達でした。

  かぐや姫は彼らに難題を言い、これを見事に成功させたら結婚してもいいと告げます。ところが五人とも難題を成功させる事はできません。この内の一人は大怪我を負い、亡くなってしまいます。

  ところがかぐや姫の噂を聞きつけた帝も彼女に求婚をします。

  かぐや姫は一瞬にして影になりしつこく言い寄ってきた帝を拒んでもみせました。それでも諦められない帝にかぐや姫はほとほと困ります。

  ところが月が満ちるとかぐや姫は次第に嘆き悲しむ事が増えます。これをおかしく思った竹取の翁夫妻は姫に問いかけました。すると彼女はこう言います。


「……あの月が満月になる頃にはお迎えがきます。育ててくれたお爺さんとお婆さんとは今生の別れになるでしょう」


  姫の言葉に二人はまさかと驚きます。かぐや姫は月からお迎えが来たら地上にはもう戻れないと説明します。慌てた翁は帝に知らせて自分たちでも大勢の強者を集めてかぐや姫を攫わせまいとしました。


  その後、満月の夜になって月からお迎えが来ました。強者達はかぐや姫を帰らせないようにと弓矢を放ったりします。けど何故か攻撃が効きません。皆、最後にはほうけてしまい、お迎えの使者を見ることしかできませんでした。お別れに泣いていたかぐや姫に月の使者が羽衣を着せます。かぐや姫は不老不死の秘薬と一通の文を置いて帰って行きます。


  かぐや姫が帰ってしまった後、翁夫妻は嘆き悲しみ、帝も同様であったと言います。文を受け取ったものの帝は不老不死の秘薬はいらないと家臣に言いました。その後、富士の山--現代でいう富士山の頂上に不老不死の秘薬を捨てさせます。家臣はそれを火で燃やしました。これにより富士山はもうもうと煙がよく上がるようになったと言う……。というところで物語は終わります。


  いかがだったでしょうか。伊勢物語と竹取物語について語ってみました。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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