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妖鬼奇の森に住みし者

ちょっと読みにくいのは勘弁


明日から更新ペースダウンの可能性あり

さて、俺たちは今、人間界の魔物の住処『妖鬼奇ようききもり』の前に立っていた・・・


魔物・・・それは、言語を持たないもの

通常、悪魔や獣人などは人間に害を及ばないが中には人間に敵対し低級なものを従え住民を襲うものもいる。

そいつらを、確保・退治せよという命令を受けここにやってきた・・・


メンバーは、俺・彩芽・フェイヘルヘタレ・アルフェルタの四人

例によってエスクは行方不明サボリ・・・

まず、フェイヘルヘタレはこの間の件で役に立たない事が発覚したので・・・


「待てぇい!僕の名前にヘタレをつけてくれるな!!」

「えっ?何?心読めるようになったの?すごいじゃん」

「ちがーう!フェイヘルと書いてヘタレと読むなといってるのだ!!」

「うるさーい!物語が進まないぞ!へタレフェイヘルへタレフェイヘルらしくしてなさい!!」


全く、うるさいやつだ

「ほるぁ、またぁ!大体疾斗だってパニックだったって聞いたぞ」

「俺だって気絶まではしてないわ」

気絶したのは、へタレフェイヘル一人

持って帰ったのは俺


「はいはい!ケンカしないの!これから超危険な森に入るんだから」


そうだった

人間界では危険度Bクラスの森に入るんだった。

まず学生レベルじゃ近寄ることも出来ない森なのだが・・・


回想


朝登校すると実践と実益を兼ねた訓練だとか言ってフェード先生が、任務別に人員を分け始めた。


「まぁー、ルシファー召喚できるやつがいるんだから大丈夫だろ〜」

そういって、多分一番危険度のあるこの任務を押し付けたのだと思う・・・

以上、回想終了


「よっしゃ、いくぞ!!」

いやー出るわ、出るわ

グールにガーゴイル、ワイト、ミノタウロスまさに魔物の宝庫


俺以外の3人はすでに魔力がレッドゾーンに行こうかといとこだ。

ん?・・・何だアレ


「おーい、なんか洞穴っぽいのあるぞ」

「ええぇー、もう無理ぃー」


「ん?あ、ごめん。ヤッベなんか俺も疲れてるみたい・・・」

「ああ、大丈夫。僕も疲れて変なのみえてきた」

「そう?実は私も・・・」

「み、みなさぁーん、しっかりしてください」


俺たちの前には・・・リッパな成長したケロベロスが立ちはだかっていた


「無理だ・・・今から洞穴に入らにゃならんのにケロベロスは」

俺一人なら逃げられるが3人いる。

しかも視界が悪い。


「こりゃ、戦わねばならんだろ?逃げられそうにねぇーしな」

確かにケロベロス君、戦う準備OKっぽい


しょうがない

『猛り荒れし竜巻よ。わが身を守りし壁を作りたまえ』


『大嵐の加護』


「さて、この間に手を打たないとまずいぞ」

「といっても、疾斗以外魔力もう尽きたよ?」

「ちょっと、手だして」


俺は、3人の手を取って魔力を送る。

「わっ♪スゴーイ」

っと、その前に


「どうする?ケロベロス君。もうすぐこれ消し飛ぶんだけど」

「どうするって・・・どうしよ?」

「こんな時こそ、魔族召喚じゃないのかい?」

「残念だが、交信できない・・・そうかっ」


俺は、浮かんだ。

この状況を打破できる可能性を知ってるものを


「彩芽、タロット召喚サモンブック出して」

俺は、いつも携帯して置くように言っておいた。

彩芽から、本を受け取ると


『出でよ 隠者』

ボシュゥン


「何かようかな?」

「ああ、ケロベロスに有効な手段を教えて欲しい」


隠者は、ケロベロス、ケロベロスというと

「ケロベロスは眠らせるのが効果的じゃ」

そこまで言うと、俺は


『去れ 隠者』

隠者を戻した。


「聞いたとおりだ。眠らせるぞ」


『我に牙を向きし野獣に安らかな睡眠を与えよ』


『眠りの風塵』


唱えたとたんバッターンと倒れた・・・

「さっ、入るぞ」



俺たちは、中へと入っていった・・・

が、すぐに洞穴のご主人様とご対面できた。要するにすぐそこが行き止まりだった。


奥に潜んでいたのは、魔獣の中でもトップレベルのやつだった


人食い怪物『マンティコア』

攻撃力的にはケロベロスと大差はないが先ほどの『眠りの風塵』などの低級呪文スペルが効かない上に武器の尻尾は再生が可能


だが・・・

「3人、強い防御壁作って」

俺の指示通りに幾重にも強い防御壁を作る3人

俺はその間詠唱に入る


『魔聖の神々に申し上げる。我が魔力に惹かれし力ある神々よ。魔力を糧に我を襲わんとする魔獣を消し去りたまえ』


もう、防御壁が破られそうだ。


「今だっ防御壁を解け!!」


『黒き世界からの生贄』


この呪文スペルは魔獣を本来在りし姿へと分解し魔界に送るものだ。


「終わり〜帰るぞ」

「いや、いつ見てもすごい威力だな」

「当たり前だ。かなり魔力が消し飛んだがな」


こうして、俺たちは無事学院へと帰ることが出来た

これ以来、フェード先生はどの任務を任せるか検討中だとか・・・

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