表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

3.興味

 




 美味しそうだと思ってしまった。


 そう思ってしまったらそうとしか思えなくって。


 丸くてこの大きさだということは、飴のような味だろうか。甘い味であることに、間違いはないだろう。果物の味だろうか。どこかで見たような、見たことのないような。

 苦かったり、辛かったりするのは嫌だ。

 しかし、こんなに触ってもベタベタしないとは。

 もしかしたらナッツ系なのかもしれない。

 芽が出ている気配も無い。

 やはり、あまり凸凹していないということは飴だろうか。



 現状、出来る事は何も、無い。

 此処がどこかも分からない。


 このままで、生きていられるのかも分からない。


 それならば、いっそこの得体の知れない、美味しそうなナニカの味を確かめたっていいじゃないか。



 飲み込んだりしなければ、死ぬことは無いだろう。

 だから、食べていいはずだ。





 それに、美味しそうなのだ。

 美味しそうということは、腐ってなどいなくて食べられる物だということなはず。



 そう、それに何も見えない今、食べる事でしかこれが何であるのかは、確かめられない。


 仕方の無いことなんだ。

 食べるしか、道は残っていない。


 ぱくり。


「!?」


 すごく美味しいのに何味なのか分からない。果物ではないが、優しい甘さがあり、塩気も感じる。今まで食べたことのある全ての物の味、とでも言えばいいのだろうか。懐かしい味。甘い、と思ったら醤油の味がして、とても辛い味になり、舌に苦さがこびりつき、あとの甘い味で事なきを得る。


 口の中のナニカは、全然小さくならなくて。

 口の中の唾をごくんと――――



 ごっくん



「…あっ」


























































 やばい、飲み込んだ。






読んでくださりありがとうございますm(⇀‸↼)m


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ