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異世界にTS転生した僕がサキュバスクイーンになった理由  作者: 望月優志


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柔らかくて弾力のあるもちもち

※性的な表現があります。苦手な方はご注意ください。

 腕と背中は洗い終わった。


 次は前なんだけど…これは僕が洗ってあげなくちゃいけないんだろうか?だって前は自分で洗えるし…擦り洗いに使ってるこの布すごい薄いし…


 返事を迷っていると、ジュリは痺れを切らしたのか身体ごと振り返ってしまった。

 濡れた肌が柔らかな曲線を強調して艶めいている。


「はい、前もキレイにして?」

「…まえは、じぶんでできる?」


 自分から触るのはやっぱり恥ずかしいし、後ろめたい気持ちになる…前は自分で洗ってもらえないだろうか…


 そう期待を込めて上目遣いでお願いすると、ジュリは一瞬だらしない顔をして…咳払いし、佇まいを直し胸を張った。


 いや…恥ずかしいので胸を強調されても困るんですけど…と内心あわあわしている僕に、ジュリは大切なことを教えるように静かな声で説明してくる。


「あのねセラ。これはお客様のお相手をする時の大事な練習でもあるの。確かに手の届くところは自分でもできるわ。でもね、自分でやらずにお互いの身体を洗うのは、相手の身体に触った時に力加減を間違えないようにすることや、相手の身体を触るのに慣れるためでもあるのよ」


 そ、そうだったのか…てっきり女の子同士の洗いっこはこの施設を作った変態野郎の背徳的な趣向を満たすためのこだわりポイントなのかと思っていたのに、ちゃんと意味があったとは…


 …でも、いつも押し当てられているとはいえ、直接…しかも自分から触るのはやっぱり抵抗が…でも洗わないと…でもでも…うぅ…


 ジュリの裸を目の前にしてタジタジしている僕に痺れをきかせたのか、ジュリはなんと僕をそのまま抱きしめてきた。


「ふぇえ!?」


 いつもは服越しだが、今はジュリも僕も裸だ。や、やわらかい感覚がダイレクトに…じゃなくって!!何してるの!?


 じたばたする僕の耳元でジュリがそっと囁く。


「…布で洗うのが嫌なら、布じゃなくって、こうしてセラの身体で洗ってくれてもいいのよ?」


 か、からだで…イヤイヤ!!それはもっとダメだ!!!


「にゅ、にゅのでありゃう!!ましゅ!!」


 布で洗いますと言おうとしたのに、あたふたしすぎて噛み噛みになってしまった…


 うぅ…恥ずかしすぎて顔が熱い…頭がポーっとする…は、早く洗ってしまおう!!!


「み、みずかけて…」

「あ、ああ…」


 ちょろちょろとかけられる水を掬いながら鎖骨の下まで丁寧に洗い…


 気にしちゃダメだ、気にしちゃダメだと心の中で何度も唱えながら、ジュリの右の膨らみに布を滑らせていく。


 洗ってるだけ…洗ってるだけ…考えてはいけない…綺麗にするだけ…あ、やわらか…じゃない、考えない!考えない!!


「セラ、もうちょっと力を入れて洗ってちょうだい?」


 考えない…考えない…え?力を??


 もうちょっと力を込めて…薄い布越しに、柔らかくて弾力のあるもちもちに指がめり込んで…ダメだ!!考えない!!洗ってるだけ!!考えない!!!あっ、布越しに謎の突起が手のひらをくすぐって…ダメ!!!考えない!!5才児はえっちくない!!!


 ゴクリと生唾を何度も飲み込みながら、なんとか両胸のふくらみを洗い終わる。


 心臓がうるさいくらいにドキドキ鳴っていて視界がちょっとチリチリする…


 落ち着けー…最大の難関は突破したぞ…落ち着けー…


 僕はバレないように静かに深呼吸をしながら、お腹から下腹部の方に撫で洗っていき…手を止めた。



 …ここから先は…



 …な、何が最大の難関は突破した、だ!!


 僕の嘘つき!!!この先には、この先には…その…女の子のアソコが…ある訳で…ど、どうするんだ!?


 冷静に考えてみてもわからない。


 女の子のアソコなんて洗ったことがない!!


 いやそりゃあ、僕も今はこんなナリだが、元はいい歳をした大人だ。バツイチ子持ち、そして2度目の結婚式の夜に事故にあって拉致られてきたわけで…まぁそこは置いておくとして、だ。


 経験人数こそ少ないが、女性とのちょめちょめは何度も経験がある。一応子持ちだからね。ふっ…


 だが…舐めたことはあるが、正直まともに洗ったことは無い。シャワーをかけながら軽く触って流す程度だ。


 このまま布で擦るのか?他の子達はどうしていた…??


 …ダメだ、恥ずかしかったし後ろめたかったからまともに見てなかった!!


 ど、どうしよう…


 布で擦って大丈夫なのか?デリケートゾーンと言われる部分だし…やっぱり擦ったら痛いだろうし…


 あー、だめだ!!

 考えたところでこんなのわからん!!!



 ということで、僕は素直に聞くことにした。



「…ここ、どうやってあらうの??」

「え??…ああ、洗い方がわからなかったのね。てっきり恥ずかしがってるのかと思っちゃった…」


 思いっきり恥ずかしがってましたけどね。それ以上にわからない性別の壁にぶち当たったおかげで冷静になれただけです…


「ここは優しく、撫でるようにね。世話人ももう少し多く水をかけてくれるかしら。そう…ありがとう。私がセラにしてあげたのと同じように、そうそう…」


 ふむふむ…言われた通り優しく布越しにアソコを撫でる。


「セラは本当に上手ね。ここは強くすると痛いから、他の子にする時も気を付けてあげてね。おしりのほうも同じ感じで…」


 そうやって教えてもらいながら洗っていき、ようやくジュリの身体を洗い終えることが出来た。


 はぁぁ…精神的に疲れたよぅ…


「さっ、次は髪の毛ね!!」

「髪を洗うのは、俺が居なくても大丈夫そうか?」

「そうね。手元で全部できるし…大丈夫だと思うわ」


 ジュリは髪を洗う工程を想像してみたのだろう。んーっと考えて大丈夫と答えていた。

 僕も思い出してみたが泥を塗って揉むだけだったと思うし、大丈夫だと頷いておく。


「わかった。中で準備をしているから何かあれば声をかけてくれ」


 そう言って世話人は髪を洗う用の泥の入った桶を用意すると、風避けの外に出ていった。


「さぁーて、邪魔者はいなくなったし、髪も洗ってさっぱりしちゃいましょ!」


 今はっきり邪魔者って言ったよね…世話人に対して辛辣すぎじゃないかな…いい人だと思うんだけどな…


 髪を洗うのは簡単だ。泥の入った桶に水を適量入れて混ぜ、頭に塗り込んで揉むだけ。


 とってもお手軽だ。


 まずは僕が桶に頭を突っ込み、ジュリに綺麗にしてもらう。べったりと泥を頭に塗られる感触に一瞬うえぇ…と嫌悪感が出てしまうけれど、モミモミされると泥のヌルヌルがなんともいえない気持ちよさを与えてくれる。


 あぁ〜…頭を撫でられるのとはまた違う気持ちよさ…毎日洗いたいものだ…



 モミモミ…なでなで…さら〜さら〜…



「はい、おしまい。頭を上げてみて?」


 気持ちよさにまったりしていたら、いつの間にか終わってしまったようだ。ちょっと残念…


「うん!セラ、綺麗よ…」


 向かい合ったジュリがサラサラになった僕の髪を指で梳きながら、うっとりした表情で見つめてくる。


 …ちょっとドキドキしてきた。


「あ、ありがと…つぎ、ジュリ!してあげるー」


 恥ずかしかったので早々に視線を逸らし、次はジュリの番だと促す。


「ふふっ、じゃあ私もセラにキレイにしてもらおうかな〜」


 そう言いながら桶に手をつき、うずくまるように頭を突っ込むジュリ。


 この光景は何度も見ているし自分でもやってきたが…この体勢は何とかならないものだろうか。


 まぁそうゆうのは別のときに考えよう。


「桶の泥を下の方からしっかり混ぜて取って、頭に乗せてね。泥の水が多くなりすぎないように気を付けることと、泥が首にかかったりして桶の外に出ないように気をつけてね」


 ふむふむ。


 泥水を混ぜてみると、底にしっかり溜まっているのがわかった。底から混ぜて…あ、すぐ水に溶けた!!強く握ってみると水の中でも固まり、優しくモミモミするとスルスルと手の中から消えていく…なんだか水溶き片栗粉みたいで面白い。


 早速泥を掬いとって少し水気を垂らしてから、ジュリの頭に乗せる。


 光を反射する綺麗な金髪を灰色の泥で汚していくのは少し背徳的な気分に…いやいや、何を考えているんだ僕は!


 洗ってるだけだから…何も考えないようにしよう。


 どんどん泥を乗せていき、いい感じの量が乗ったところでジュリの頭に泥を揉み込む。

 頭皮に泥が行き渡るように指を立てて…け、結構指に力がいるな…僕の身体が小さいからだろうか。


 そういえば最近はアッポが揺れて落ちないように木登りを控えていたな。そのせいで腕力、もとい指力?が落ちてしまったのかもしれない…


「セラ、すっごい上手…気持ちいいわ…」


 ジュリからお褒めの言葉もいただいたし、頑張ってもみ込んでいこう!!


 モミモミモミ…モーミモミモミ…


 長い髪にも泥を絡ませて…モミモミモミ…


 よし!いい感じ!!


 最後に頭皮を指の腹で撫でるように指を立て、さらさらさら〜っと何度も撫でる。こんな感じでいいんだろうか?


 長い髪についた泥も手ぐしで梳いて落として…髪をふぁさふぁさと空気を含ませるように揺り動かして泥が残っていないことを確認して…


 よし!!おしまい!!

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