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くだらない私の日常 新人なろう作家の日常妄想系エッセイ

踏むか飛び越えるのか ~影のお話~


 ごきげんよう、ひだまりのねこですにゃあ!!


 さて皆さまは踏んでますか? それとも飛び越えてますか?


 え? いきなり何の話だって? 『影』の話です。



 切っても切れない関係の影、曇りの日や雨の日は意識しなくても、こう晴れ間が続くと気になりません?


 実は私、子どもの頃からいつもチャレンジしていることがありまして……。


 自分の影を置き去りに出来ないかなって。


 一生懸命フェイント掛けたり、気配を絶って突然動いたりして影を騙そうとしているんですが、今まで一度も成功したことがありません。


 コンマ一秒でも遅れてくれれば私の勝ちなんですけど成功する気配はありませんね。今のところ。


 一人でいるときは影に話しかけてみたり、影に入ろうとしてみたり、していたの私だけでしょうか?


 影って友だちみたいな感覚なんですよね。怖い時も影が付いて来てくれるから安心だとか思っていましたし。


 

 気になるのは自分の影だけじゃありません。通学路で通り過ぎる車の影を飛び越えたりするんですけど……え? 何故かって? 車の影に撥ねられたら死んじゃうからですよ。だから飛び越えるんです。でもね、大きなトラック(大型トレーラーとか車を積んでいる長い奴)とかだと、どんなにジャンプしても絶対に無理なんですよ。


 そういう時は、救済措置で二回ジャンプアリにしてクリアしていました。今もやりたいんですけど大人になってしまったので残念ながら控えています(人目が無ければ多分やる)


 昔、家族で遠出するときは大抵車でした。


 普段使わない高速道路を走っているとトンネルがありますよね?


 あれも広義の影なので、私のルールでは踏んだら駄目なんです。


 でも飛び越えるわけにはいかないので、トンネル内にいる間は息を止めるんです。


 事前に長さが表記されているので、数百メートルなら余裕、千メートルを超えてくると覚悟が必要になります。


 でもね……中には数千メートル級とか万越えあるんですよね……何回死にそうになったことか……。失敗したら死ぬ。本気でそう思っていたので、何度か失敗して本当に泣いたこともあります。


 大人になってしまった現在は、以前のようには出来なくなりましたが、


 私の中でルールは今でもちゃんと生きています。


 駅へ向かう途中、歩道の柵の影は踏まないように歩いています。地下鉄内で息を止めている人がいたら多分私です。


 たまにルール変更して、影があるところしか歩いてはいけないゲームもしています。


 

 私は影が大好きです。この世界に私が存在していることを教えてくれるから。


 

「お前は後ろで隠れていろ」

「ふっ、貴様は永遠に私を超えることは出来ない」

「残念、それは私の影だ」


 影を使った独り芝居も楽しいです。


 いつも黙って付き合ってくれてありがとう。


 犬や猫の影に手を突っ込んで、


「融合!!」や「合体!!」


 とかも楽しい。


 影同士の間接キスとかも私の周囲で流行ったこともありました。


 棒や傘を使って自分の影に刺して


「ぐふっ、これは致命傷……」


 とか、掌でネコミミ~とかやって喜んでました。


 みなさんやってましたよね? お願い、やっていたと言って!! 一人にしないで!!

 


 とにかく遊び方は無限大。


 皆さまも影で遊んでみてくださいね~!!




 ……不審者として通報されても責任は負えませんが<(_ _)>

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― 新着の感想 ―
[良い点] 影を使った遊びというと影踏み鬼、というのを子供の頃にしていました。 鬼に影を踏まれたら、踏まれた人が鬼になってまた別の誰かの影を踏んで鬼が変わっていくという遊びで、建物の影がセーフティゾー…
[良い点] 影で遊んでいた記憶はあるのですが、詳細は忘れてしまいました。 懐かしいことを思い出して良かったです! [一言] 影だけ踏んで歩くとかだったような……? 「こっちに来て! ほら、影がキスし…
2024/02/05 11:56 退会済み
管理
[良い点] わああ、仲間だあ(*゜▽゜*) 影遊びはもちろん、トンネルの中で息を止めていた同士がいたことに感動してます。 なんか、子供の頃って、自分の中で決めた謎タスクに失敗すると死んじゃうと思い込ん…
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