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通り名は災いの元 後編

かなり遅れてすみません。書いてる途中で一回1000文字くらい消えました(´;ω;`)

決してティアキンやってたわけでわございませんよ?(^_^;)

僕は奴らは多くても1パーティの最大人数の25人ほどだろうと思っていたが、それは大幅に裏切られた。

パッと見ただけでも50いや、それ以上いるかも知れない。

「多分50以上はいる。気をつけて。」

とゲーム内通話で急いで伝える。返事はない。だけどやる気は十分なのが電話越しでもわかった。

そんな2人に気迫に勇気をもらい、戦場を見回せる位置についた。


どのくらい時間が経ったかわからない。何10分かもしれないし、数秒かもしれない。そんな無限に続くかと思った時間も相手の銃声によって終わった。どちらかが交戦しているのだろう。僕は耳を澄まし音源を探った。すぐに見つかった。

「ごちそうさまでした。」

とポツリとこぼし、引き金を引いた。ヒュウゥゥゥゥンと常人には聴こえない音を放ちながら死の銃弾は標的へと迫る。標的にされたプレイヤーは気づかいないうちにリタイヤとなった。

その後も僕は2人の背中に迫る敵を一寸も狙いを外さずリタイヤさせてく。


沈黙の暗殺者(サイレント・アサシン)と呼ばれる男は今日もその名を轟かせる。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜「今日も暴れてるね〜。ホウレン草くん。だから沈黙の暗殺者(サイレント・アサシン)なんて呼ばれちゃうんだよ。そっちの方ご好都合だけど。」

XM5を使いこなし、相手を圧倒していく。相手は12人。しかし、2人はもうこの戦いからリタイヤしている。相手の隊長格と思われる人物は

「どうせ金で雇われてんだろ。それ以上払ってやるから、こっち側につけよ!」

うん、苛つくわ。(こういう勘違い野郎が一番ムカつく。こっちはストレス発散のためにしてんだよ。)と内心で悪態をつきながら

「15万レイルだけど倍以上出せるの?」

「なっ⁉ま、まあこっちについて勝ったらやるよ。それぐらいやすっ⁉」

そんな言葉を残して隊長格の男はリタイヤした。

「もとから乗る気なんてないけどね。ホウレン草くんは心配性だなぁ。」

と笑いながらつぶやく目の前の女にその場のプレイヤーは畏怖した。

そんな、畏怖している時間も彼女の前では命取りだった。XM5を構えて8人に向けて撃つ。1発も外さず見える敵をすべて倒した。彼女の視界には8人(・・)のキルログが入る。

「うん?8人?もう1人いたはずなんだけどなぁ。追いかけないと。」


ひっひと息を荒立てながら、走っているプレイヤーがいた。少し走ってはチラチラと後ろを確認していた。

「聞いてないぞ。あんな奴がいるなんて。まるで」「みいつけたぁ。だめじゃないか逃げちゃ。」

という悪魔の言葉に遮られた。いきなり現れた顔に男のプレイヤーは腰を抜かすと同時に

「ひっ⁉いっ、嫌だ。殺さないでくれぇ。」

と醜い顔で泣き叫ぶ。そんな男の胸ぐらをつかみ顔を近づけると

「嫌だ?殺さないでくれ?お前らが攻撃してきたのに?……いいよ、逃してあげる。」

「ほんとk「何ていうわけ無いだろ。そんなに甘くないんだよ。お前は私達にけんかを売った。私はそれを買った。そして、勝った。それだけ。なにか言うことあるでしょ?」

「あ、悪魔…」

タァァンと音が響いた。

「それ、いいね。」


そして悪魔は次の遊び相手を見つけるために駆け出した。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜戦場には似合わない純白のマントが大地を駆けてく。それに気づいた奴らからリタイヤしていく。

青鳴くんが頼ってくれた。それだけで嬉しかった。彼はいつも私を助けてくれる。私がすこし体調が悪いだけですぐ気づいてくれるし、今日みたいに無理やり誘ってくる人とかも撃退してもらってる。助けられてばっかりで数えたらきりがないほどだ。だから、今ここでほんの1ミリでも返すんだ。

「クソっ、速すぎる。どんだけAGIにつぎ込んでんだよ。」

彼女は走りをとめず、装填も走りながらしている。本来このゲームでは弾倉の入れ替えにDEX の多さによってスピードが変わる。しかし彼女はチョコちゃんと少しの荷物が持てるぐらいのSTRとそれ以外はAGIにつぎ込んでいた。それはチョコちゃんが一番活躍できるギルドだからだ。

「今日はチョコちゃんの調子が良くてよかった。」

相手は15人。もう6人もリタイヤさせていた。だけど相手もバカではない。障害物がある森の中に入っていった。残った9人は1箇所以外は大きな木に囲まれている場所に陣をしいた。

「引っかかれよ。」「ひっかかってくれ。」と2人の男が懇願する。

彼女はバカではない。そんなものに引っかかるはずがなく、考える時間を与えさせてしまった。

「ここらへんの木は枝も大きいんだなぁ。ん?枝が大きい……う〜ん。」

自分の言葉にヒントを見つけたのか、少しの間うなり始める。

「いける。王手だよ。」

そう言い残し、枝を飛び渡る。いや、駆け上がる(・・・・・)

「……っはぁはぁ。行けた。ぶっつけ本番だったけど。」

枝の上に座り息を整える。20秒後

「よし、これで…最後に。」

駆け上がって来た枝とは反対の枝を使って降り始める。風が吹き荒れる。ザワザワザワと木の葉が揺れ踊る。

敵はそのおかげで枝に着地するタタンッという音が一切聞こえない。

「なんか、嫌な予感がするから俺は違う場所に行くよ。」

「はぁ?何いってんだよ。いま出たら危険だぞ。」

「知らねえよ。そんなこと。もう諦めてるかもしれないだろ。じゃあな。」

うしろでギャーギャー騒いでる仲間を気にせず、1人のプレイヤーは歩いていった。

が、その直後そのプレイヤーには騒いでるのが聞こえなくなり振り向いた。

「?」

しかしそれがいけなかった。仲間がいた(・・・・・)場所には純白のマントを背負ったプレイヤーがいた。

キキョウは1言

「ごめんなさい、ありがとう。」

と言ってチョコちゃんの引き金を引いた。そして画面には知らない人の名前が映る。


こうして白い星の花は咲き誇るために命を吸う。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜それからの展開は早かった。

キキョウとミカンが合流し、キキョウが素早く動き回り相手を惑わせ、キキョウ同様素早く動き回るミカンが

倒していく。その流れを止めようとするも超遠距離からくる死に飲み込まれていく。

そんななか

「な、なあ。こいつらに手を出さないほうが良かったんじゃないのか?」

「いまさら何いってんだよ!あいつらを倒したら一攫千金モノだぞ!」

「そ、そうだよな。」

と戸惑いの声がそこかしらから少しづつ聞こえるようになってきた。それに乗じて2人は更にヒートアップしていった。相手のスキを狙うようなプレイだったキキョウは、そのスピードを活かして撹乱させ自分からとどめを刺しにいくようになった。

「今なら見える。どこにいけばいいか、わかるっ!」


ミカンはキキョウに合わせるようにしていたが、段々と離れていき自分の遊び相手を探した。ミカンの動きは華麗な踊りのようだった。何人も殺った悪魔の踊り。見たものを見惚れさせるではなく恐れさせる踊りだ。ミカンの周りを弾丸が舞う。その舞に心臓(ハート)を撃たれたものがリタイヤしていく。


そんなに私の踊りが綺麗かい。ハートをブチ抜かれるくらい。」

アハハと笑いながらさらに撃つ撃つ撃つそして、撃つ。


10分もしたぐらいにはキキョウとミカン、2人以外はいなくなった。

「「お疲れ様」」

2人は同時に同じ言葉を掛け合い、1度キョトンとした顔になり、ふふっあはははと笑い始めた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2人が笑い合っているときに僕は敵の親玉にあっていた。そいつの正体は1番最初に挑んできたイキリ野郎だった。

「なんだ、お前だったのか。もっとすごいやつかと思ってたよ。残念だ?」

「そう言ってられるのも今の内だ。今だやれっ!」

シーンと何も音がしない

「そこら辺に隠れてたやつだろ?お前が隠れてるときに全員…バンしといたよ。」

「はぁ⁉そんなハッタリが通用すると思ってんのかよ。おら、早く出てこいよ。」

「そんなに叫んでも誰も来ないよ。案外みんな街でお茶してたり?なーんてね。」

「くっ!」

威勢よく言っていたのに仲間がいないと知ったら、後ろも向かず走り出す。

「敵に背中見せちゃいけないよ。……check mateだ。」

スコープを覗き込み、頭に向かって標準を合わせる。タァァァァン。


そして、MP5を持つ白き星の花とXM5と舞い踊る悪魔、それから沈黙の暗殺者(サイレント・アサシン)しか戦場にはいなかった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ゲーム内通話で集合場所を決め、数分後には集まれた。

「お疲れ様。2人とも手伝ってくれてありがとう。」

「大丈夫ですよ。恩gじゃなくてレベルアップも結構できましたし。」

「途中から大暴れだったもんね。」

「ひぇっ⁉見てたんですかっ⁉」

「凄かった。さすがキキョウだ。」

僕は顔を赤らめるキキョウをそっとしておき、ミカンに話しかけた。

「サポートもできるなんて、見直しました。」

「惚れ直したって?えへへ、ありがとぉ〜。」

「そんなこと1言も言ってないんですけど。…あいつらと話してたの見たんですけど、何話してたんですか?」

「大丈夫だよ。裏切ったりなんかしないから。っと話してたことね。え〜っと、たしか『金で雇われんてんだろ?金やるからこっちにつけ』みたいなこと言ってきただけだよ。」

「あ〜、そっちじゃなくて逃げたやつのトドメさしたときの。」

「そっちかぁ〜。思い出しても笑っちゃうね。悪魔って言われちゃった。」

「似合ってますね。」「ひど〜い。」

その後少したったらキキョウも立ち直り、戦利品を売ってそのお金でお茶をしながら談笑したりして、平和な時間が過ぎていった。ピピッとだれかのアラームが鳴った。

「ごめんもう時間だ。また明日。」

「うん。また明日。」「また明日ねぇ〜。」

似てる言葉を2人が放つ。

そして意識は荒れた世界から離れていく。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

???「あいつ、俺に逆らいやがって。あいつの人生めちゃくちゃにしてやる!」

文字の配分誤りました 

:レイル=コウセカでの通貨1レイル500円くらい 計算すると7500万円でした


:ミカンに倒されて最後悪魔って言ったやつは何がとは言いませんがあの後開花しました

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