4-14『後夜談』
煌びやかな祭りは終わり。
そして、後の祭りが幕を上げる。
待つのは血で血を洗う、潰し合い。
――否、少し違うか。
これはただ、一方的な殴殺である。
夜の七時。
既に足は完治した。
僕は体育祭の名残が残るグラウンドへと足を踏み入れる。
その瞬間、凄まじい威圧感が身体中を突きぬけた。
「……待ってたぜ、雨森よぉ」
「時間ちょうどですが。堂島先輩」
ちょうど今、時刻は七時ちょうどを示したところだ。
それで待ったということは……この男、どれだけ前からここに居たんだろうか。すこし朝比奈臭がするし、聞く自信はないけれど。
「では、早速始めましょうか」
「おうよ! どれだけ心待ちにしたと思ってやがる!」
堂島は、拳をカチ合わせて声を上げる。
周囲をもう一度確認するが……人の気配はない。
見られていることへの心配はいらない……か。
なら、久方ぶりに……僕も少し、本気で戦うことが出来そうだ。
彼との話し合いなんて、もはや不要。
さっさと始めて、すぐ終わらそう。
「それじゃあ、堂島忠」
僕の腕から、黒い霧が吹き上がる。
事前情報になかった力に、堂島は警戒心を露わにして。
僕は、相も変らぬ無表情で言葉を放つ。
「せめて、肩慣らしくらいにはなってくれよ」
☆☆☆
「お前……【霧】の能力者だったのか!」
僕本来の能力に、堂島は驚いたように声を上げた。
彼の言うとおり、僕の【目を悪くする】や【変身】、【分身】などの能力は、全てがこの能力に収束する。
能力名は控えさせてもらうが、僕の力は【霧を操る】能力だ。
霧を纏わせ、視界を奪い。
霧を纏って、姿を変えて。
霧を固めて、幻想を作る。
無論、新崎や黒月のような高威力は出せない。
だけど強いよ、この力は。
「【烏】」
人差し指を向け、たった一言呟いた。
瞬間、霧の中から凄まじいカラスの大群が姿を現す。
それを前に、堂島は大きく目を見開いた。
「んな――」
「この力は、指の数で指定の生物を呼び出せる」
一本から五本まで。
まぁ、五本目は【人】と決めているため、実質的には四種類しか出せない訳だが、それでもまぁ、十分だろう。
無数の烏は一直線に堂島へと向かってゆく。
それは全て、霧によって構成された疑似生物。
命なんてありはしない。
それでも通常は、生物の形をしたものを殴ることに、人間は少なからず抵抗を覚える。
……まぁ、あくまでも【通常は】の話だけれど。
「ふんなぁっ!」
バカみたいな声と共に、無数の拳が繰り出される。
それは、プロボクサーの拳が児戯に思えるほどの連打だった。
あまりに正確無慈悲。
迫り来る烏の大群を最低限の動きで躱し、残る全てを一匹残らず叩き潰している。まさか。100匹近く召喚して傷一つ付けられないとはな……。
堂島は大きく息を吐く。
既に、烏は一羽たりとも残っちゃいない。
「さて、次は?」
しかも、楽しそうにお代わりまで要求してきやがる。
まじかよこの男。異能は知ってるけど……規格外すぎるだろ。
3年A組、堂島忠。
異能【目が良くなる】。
純粋に、視力が上がると言うだけの異能だ。
しかし、極め抜かれたその異能は厄介極まる。
双眼鏡要らずの超視力に、朝比奈の動きさえ捉える動体視力。
極めつけは、その先に会得した異能の到達点。
「――簡易的な未来視」
「おお、俺の力を知ってんのか! なら話が早くて助かるな!」
堂島忠には、数秒先の未来が見えている。
無論、星奈さんほどの精度ではない。
間違えることも……もしかしたらあるのかもしれない。
だが、それでも、彼が負けたという話は聞いたことがない。
それはつまり、その能力の肯定にもなるだろう。
「俺は、力をあまりにも極めすぎた。そのせいで、俺の目は本来見えないモノまで視えちまう」
彼の目は、言ってみれば一種の魔眼だ。
しかもその力は万能が過ぎる。
だいたい何でも見えてしまうのだ。
未来であれ……対した相手の強さであれ。
「特に……雨森悠人。お前さんを一目見たとき、俺は生まれて初めて腰を抜かしたぜ。驚いた、そして純粋に感動した。俺はお前より強い肉体を見た事がねぇ。今までの誰より、お前の体は極め抜かれている。……だから気になった。俺は俺を見れねぇからな。お前と俺、どっちが強いか試したかった!」
僕の肉体に、彼は一体何を見たのか。
まぁ、気になってはいても聞くつもりは無い。
どーせ、ここで口封じとなるのだから。
僕は二本指を突き立てる。
「【鮭】」
瞬間、僕の足元から黒い濁流が溢れ出す。
別段、強い動物とか、そういうのを選んでいるわけじゃない。
ただ、相手の立場から厄介と思うような生物だけを選ばせてもらった。
濁流の中を、無数の鮭が登ってゆく。
それらは真っ直ぐに堂島へと向かってゆき、その光景に彼は思いっきり頬を引き攣らせていた。
「近接戦が得意な奴に……足元を狙うかよ! 性格悪いな!」
「あぁ、どうもありがとう」
近接戦において、最も重要なのが足元だ。
しっかりと地に根を生やし、安定した体勢から放たれる攻撃は時に鋼すらぶち破る。特にこの男なんてその代表例だ。
だからこそ、その足元を奪ってしまう。
無数の鮭が彼の足元へと殺到する。
それ自体に威力はない。
たが、鮭に伴って溢れかえった霧の川が、彼の足元から摩擦を減らす。
踏み込めば鮭を踏んで大きく滑る。
もう、今まで通りの攻撃なんて不可能だ。
「【烏】」
そして、上空からの援護攻撃。
先程の牽制と異なり、全ての烏に命を賭して特攻させる。
凄まじい速度で先を上回る烏の大群が堂島を襲う。
彼はその光景に覚悟を決めたように歯を食いしばって――
――次の瞬間、背後へと拳を薙ぎ払う。
「へぇ」
彼の背後まで一瞬で移動していた僕は、彼の拳を相殺しつつ、勢いに逆らうことなく後方へと飛び退る。
「なんだ、見えてたのか」
「……見えちゃいねぇよ。ただ、後ろからぶん殴られて気絶する俺が見えた。……やっぱり、やべぇなんてもんじゃねぇな。不意打ちとはいえ、この俺が一撃かよ」
あぁ、なるほど、未来が見えるんだったもんな。
なら、烏に注目を集めて後ろに回り込んでも対応されるか。
ふむ……なかなかどうして攻略が難しい男だな。
「圧倒的な手数に、手札の数。そして……謎の瞬間移動モドキに、圧倒的な攻撃力。……てめぇ、騎馬戦の時は手ぇ抜いてたな?」
「ああ、もちろん」
そして今も、手は抜き続けている。
そうでなければ、決着なんて簡単についちゃうだろうし。
だけどなぁ……うーん。僕の目的はこいつの心を折ることだ。
折って、砕いて、二度と僕の自由に干渉させない事だ。
ならば、本気を見せておいた方がいいのかもしれない。
それにこの男は、手を抜いて倒せるほど弱くなさそうだ。
パチリと指を鳴らす。
瞬間、彼を襲っていた烏と鮭は消え失せて。
堂島は、驚いたように僕を見た。
「悪いな堂島忠。少し、お前を試していた」
「……あぁ? なんだ、まだ手ぇ抜いてたのか?」
彼の言葉に答えることはなく。
僕はただ、散歩するように彼へと歩いた。
「結果から言って、合格だ。今の攻撃が防げる奴は、たぶんこの学園でもそうそういないだろうしな。だから、お前には相応の敬意を表する」
僕は、彼の目の前で、拳を握る。
数秒先の未来が見える化け物に、真正面から殴り合いで勝つのは不可能だ。
並の相手ならばまだしも、この男は筋肉ゴリラ。こちらがいかに早く動いても、「未来が見えても体がついてこない」ということは無い。
つまり、どんな攻撃をしても完膚なきまでに見切られる。
だからこそ、真正面から倒す意味がある。
「最初に誓え、お前が負けたら、僕のことを口外するな。そして、二度と僕の自由を妨げるな。お前に求めるのはこの二つだけ」
「はっ、生意気な野郎だな。なら、俺が勝ったらお前は自警団に入ってもらうぜ。無論、もう出し惜しみなんて許さねぇ」
堂島の言葉に、僕は納得した。
簡単じゃないか、勝てばいいだけの話だろ?
僕は大きく息を吐き、拳に力を込める。
その瞬間が、殴り合い開始の合図だった。
堂島は、僕の顔面へと拳を振り下ろす。
気がついた時には、もう眼前だ。
あぁ、こりゃ、かわすのは無理かな。
僕がそう考えた時には、既に拳は鼻先に当たっていて。
そして、衝撃と共に、真っ赤な鮮血が吹き上がった。
☆☆☆
数分後。
堂島忠は、倒れていた。
「……なん、てこった」
彼は驚きつつ、呟いた。
その姿を、無傷の僕が見下ろしていた。
「お前さん……雨森悠人。お前の力……それは何だ? いや、分かってはいる。その力がどういう能力なのか理解がつく。……だからこそ意味が分からねぇ。なんなんだ、お前は……ッ」
どちらが強いか試してみたい。
そう言って始まった戦いは、結果から言って僕の圧勝で終わった。
堂島の攻撃など一度も入ることはなく。
ただ、無傷と満身創痍で幕を閉ざした。
……もう、それでいいじゃないか。
「それは、お前が勝者となって聞くべきことだったな」
「……そりゃそうだな。負けたヤツが、こういうことを聞くのはおかしい。……けど、気になっちまうもんは仕方ねぇだろ」
堂島忠は、痛みに顔をゆがめつつ、体を起こす。
殴った回数は、片手の指で足りる程度。
それでも、彼の身体中には鮮血がベッタリとくっついている。
それはひとえに――殴る以外の攻撃手段を使ったということに他ならない。
「お前は……」
「安心してくれ。口は固い。俺は敗者だ。勝者が情けで教えてくれたことにまで、泥を塗るような真似はしない。大事に抱えて、墓場まで持っていくさ」
彼の目は、真っ直ぐに僕を見つめていた。
あぁ、ズルいな本当に。これだから正義の味方は。
真正面から見ていると、不思議と信じてしまいたくなる。
そういうカリスマを持つからこそ、僕は朝比奈嬢を支えようと思ったし、堂島忠を、厄介でこそあれ、良い人だと思ってしまっている。
「……まぁ、いいか。どうせ、そのうち公にすることだ」
まぁ、倉敷たちより先に、堂島に教えることになろうとはな。
ただ、その一点だけは想定外だった。
彼はゴクリと喉を鳴らし、僕は己が能力の名を告げる。
「僕の能力は――」
夜風が僕の声をかき消す。
されど、堂島の元にはしかと伝わった。
彼は限界まで目を見開き、僕の言葉に耳を傾けている。
名前を聞いて、目を見開いて。
能力の詳細を告げた時には、既に反応も無くなっていた。
「っ、……、……ッ!」
「……まぁ、そうなるだろうな」
僕だって、立場が逆だったら同じ反応になると思う。
堂島忠を上回る身体性能と。
チート極まる馬鹿げた異能。
この二つがある時点で、僕は絶対に負けることは無い。
「おま、お前……いや、もしかしなくとも、朝比奈なんか居なくたって……」
「その先はノーコメントだ」
朝比奈なんか居なくたって。
その先に彼が何を言おうとしたのかは、容易に想像がつく。
【朝比奈なんか居なくたって、一人でこの学園を正せるんじゃないか】
きっと、そういう感じのことを言おうとしたんだろう?
そうだな、正解だよ。
でもさ、それは嫌なんだよ。
面倒くさいし、僕って表立って動くタイプじゃないし。
なにより、僕の自由が削られる。
そういうことは、朝比奈に任せるくらいが丁度いいんだよ。
そういうことにしといてくれ。
僕の真意がどこにあろうと。
まだ、雨森悠人は表に出るべきじゃない。
その結論だけは揺るがない。
僕は彼の前へと進みでると、右手を差しだす。
「約束は守ってもらう」
「……あぁ、他言しないし、勧誘もしない。無論、諦めちゃいないが……お前の勧誘は、どーせ朝比奈の嬢ちゃんがやる気なんだろ? なら、俺は素直に手を引くとするさ」
うん、今回はそれでいいさ。
朝比奈を回避する手段なんていくらでもある。
だから今は、お前が邪魔でなくなればそれでいい。
彼は、僕の手を握り返して立ち上がる。
脇腹を抑えて「痛ちちちち……」と呟く彼は、ふと、何か気になったように僕へと問うた。
「にしても……お前さん、なんでったってそんなに目立ちたがらないんだ? まぁ、その力が公になれば面倒事はあるだろうけどよ……」
彼が問うてきた言葉に、僕は咄嗟に返そうとして……でも、言いかけたその言葉は飲み込んだ。
こういう脳筋に、メリットやデメリットがどうのこうのと話したってしょうがないだろ。
だから、分かりやすく、シンプルに。
けれど、決して嘘じゃない。
そういう言葉を考え、僕は贈った。
「なに、僕は裏方が好きなだけだ」
太陽よりも月が好きで。
光よりも影が好きで。
昼よりも夜が好きで。
天使よりも悪魔に惹かれる。
コインの表より裏を選びたがり。
ついつい難しい単語ばかり使ってしまう。
なんせ、ついこの前まで中学生だ。
そういうお年頃、と考えてくれると非常に助かる。
「……そう、なのか?」
「あぁ、そうなんだよ。単純な話だ」
堂島は首を傾げて、僕は視線を上げる。
――かくして、僕の後夜祭ならぬ、後夜談は幕を閉ざす。
これにて体育祭に関わる話は、全てが終わりだ。
黒月は未だに寝たきりだし。
追い詰められた新崎の行動も読みづらくなってきた。
B組との最終決戦がどれだけの規模になるのかも分からず。
それでもこの一件は落着した。
……結果だけ見れば、想定通りにことが運んだ。
朝比奈霞が成長し。
新崎康仁が敗北し。
堂島忠を打ち負かし、制約を設けた。
これにより、夜宴の活動がより活発にできるようになる。
堂島忠は、僕のことを口外することを禁じられた。
僕の自由を、奪うことを禁じられた。
ならば堂島忠は、雨森悠人が顔を隠し、夜宴の長として活動していることを察していても、一切の邪魔をすることが出来ない。
堂島忠は、勘がいい上に、生粋の格闘家だ。
マトモに戦っているところを見られれば、必ず堂島は僕に気がつく。
その時に、彼は先ず真っ先に僕の障害から除外されるわけだ。
だって彼は、正義の味方。
正義の味方は絶対に約束を破らない。そうだろ?
「近接最強……その都度邪魔になれば、さすがに厄介だからな」
「ん? 何か言ったか?」
堂島は、目を丸くして問うてくる。
勝敗は別としても……僕が戦ってきた中で、トップクラスに強い男だったのは間違いない。近接最強と呼ばれるその理由も理解が出来る。
僕とて、能力を使わずに拳で勝て、と言われたらまず最初に匙を投げる。そういうレベルの傑物だった。
だからこそ、そいつを無効化できた時点で、今回は僕の一人勝ちだ。
僕は大きく息を吐くと、空を見上げる。
空には満天の星空が。
黒いキャンバスに数多の星々が輝いている。
「なんでもないさ。その怪我、間違っても僕の名前を出すんじゃないぞ」
「おうよ! 数日も寝たら治るだろ、たぶん!」
堂島はいつもの調子でガハハと笑い。
その非常識っぷりに、僕は久方ぶりに苦笑してしまう。
――堂島忠。
完全に人間を辞めた生命体であり。
この学園において、近接戦最強を誇る傑物。
努力を重ねて才能と成し。
折れることなく異能を伸ばし続けたすごい人。
そして、稀に見る脳筋野郎。
そこまで考えて、僕はやっぱり思うのだ。
――こんな人を有していて、何故3年生は学園に敗北したのか。
およそ1年前に起きたとされる、巨大クーデター。
現、3年生、生徒会長たる最上優を中心に起こされた学校への反乱。
それが失敗した理由とは、なんなのか。
何者かの策略、力が働いたのか。
あるいは……堂島でさえ力不足であったのか。
まぁ、分からないことに思考をめぐらせても無駄だろうし。
そもそも、これも風の噂だ。しっかりとした情報はない。
それでも、もしも彼をして力不足というのなら。
その時は、きっと――。
僕は未来へ思いを馳せながら、帰途へついた。
できることなら、あっさりと終わって欲しいものである。
まぁ、無理だろうけど。
それはただの、口約束。
約束を違えないという、ただの問答。
されど堂島忠は知っている。
その根底にある信用が崩れたとき。
もはや、雨森悠人は止まらない。
きっと彼は【裏方】などという戯言を脱ぎ捨て、この学園を叩き潰すだろう。
文字通りに。
その言葉のとおりに、潰すだろう。
そこに他人への配慮などない。
邪魔なものは潰されて。
今後のことなど考えることなく。
純粋な暴力で、この学園は崩壊する。
その先には自由しかなく。
故にこそ、その未来は混沌で満ちている。
誰も彼もが好きに動き。
何者も縛られない無法地帯。
きっと、雨森悠人はそれを嫌う。
だから朝比奈霞にすべてを任せた。
正当に、正攻法で学園を潰させるよう動いた。
それ以外に、望む未来への道はないから。
そこまで堂島忠は想像し。
己が拳を、恐怖に震わせる。
――これは制約だ。
堂島忠が約束を違えないこと。
そうでなければ。
きっとこの学園に居る者全てが――地獄を見る。
不思議と、そんな確信があった。
☆☆☆
以上、第4章、学園祭編でした。
何も考えてないって言ったのに……この嘘つき!
未だかつて、彼が一話を通して一度も嘘を言わなかった回が一度もありません。
なんでこんな主人公を生み出してしまったのか……。
ちなみに、彼の異能名も彼の在り方に相応しいものになっています。
ただ、雨森の異能の全体像が明らかになるのはもう少しあとになります。
今の作者から言えるのは『霧の異能というのは、嘘は言ってないけど本質も言っていない』ってことくらいですね。彼にしては珍しく、嘘が少ないなぁ、という感想です。
あまり言い過ぎるとネタバレになるので。
ヒントは倉敷の【そりゃあ、朝比奈の前では隠しておきたいよな】的なセリフになります。
感想欄でも書きましたが。
雨森悠人の異能を一言で表すなら『反則』。
あまりの引き出しの多さに、初見で雨森悠人に勝てる生命体は少ないと思います。
まあ、本人もそれが分かっていて力を隠しているんでしょうけど。
次回、いつもの『幕間』です。
面白ければ下記から高評価よろしくお願いします!
ものすごーく励みになります。
 




