どうせ私はせいぜい中の上
今週中とか言いながらまたもや遅れてすみませんでした(;''∀'')
新キャラです(´◉◞౪◟◉)
「ふふふ」
「・・なんだ?」
「あのね、テオ!今日は友達が遊びに来るのよ!!」
「・・・友達・・いたんだ」
「あら、失礼ね!幼稚園で一番仲が良いんだからね!!」
「ふーん・・・」
「14時の予定だからテオにも紹介するわね!」
「・・・・」
このとき、私はまだ気づかなかった。この後何が起こるのかを・・
「俺だけじゃなかったんだ・・・」
※※※
「こんにちは、春日野 燈子と申します。本日は、お招きありがとうございます。こちら、贔屓にしている店のお菓子です」
14時きっかりに黒髪黒目の大和撫子のような女の子が手土産を持ったグラサンのボディガードとやってきた。
「燈子ちゃーん!!お久しぶりです!元気だった?」
「お久しぶりね、棗ちゃんこそお元気だった?」
「あらあら可愛いお友達ね棗ちゃん。燈子ちゃんだったかしら?一緒にリビングにいらっしゃいな。美味しいお菓子があるのよ」
「はーい、行こう燈子ちゃん。最近できた友達のことも紹介するね!」
「それは楽しみね」
幼女二人の後をグラサンのボディガードがついてくる。手土産を受け取った執事の孝人は無心になることに決めた。
※※※
リビングに向かうとテオバルトが既にソファにふんぞり返っていて、こちらに気づいた。ふむ、顔が綺麗なやつは不機嫌そうな顔もさして不細工にならないのか・・・不公平だ・・・。ん?
「棗ちゃん、あの方ですの?ご紹介してくださる方とは?」
美少女が服をツンツン引っ張っている。いや、違った。いやいや、違わないけど・・燈子ちゃん、ホント可愛いなぁ・・・。
「おほんっ!こちら、テオドリヒ=ライモンド君。私たちと同い年だよ。テオ~、こちら春日野 燈子ちゃんだよ。お互い今日はよろしくね」
「・・こんにちは、あなたが棗ちゃんの最近できた友達なのね。燈子と言います。よろしくお願いしますわ」
「ふーん、お前が棗の友達か・・」
「えぇ、親友ですの」
「!!」
聞きました?このお嬢さんが私のことを親友だって!こんな可愛い大和撫子が私の親友!!わーい!とても嬉しいなぁ!・・と、思っているのにテオと燈子ちゃんの間に火花が散っているのは気のせいかな?気のせいにしたいなぁ・・・。
「テオ~、一応言っておくわ。燈子ちゃんは美少女だからね」
「なんのことだ?」
「棗ちゃん、どういうことですの?」
「んー、テオってば女の子が苦手だからブスって言うのよね~」
「・・棗ちゃんをブスと呼んだと?・・田中・・」
「あれは、謝っただろう!!」
「ライモンド様?私、あなたとは仲良くしたいですわ」
あれ?燈子ちゃんの目が笑ってない・・・おかしいなぁ・・そう思って、目をこすってみるとこちらに気づいた燈子ちゃんがにっこりほほ笑んだ。はぅっ!天使がいるよ・・・。
そのあと、我が家のシェフのデザートと燈子ちゃんの手土産の和菓子を頂いた。和菓子も美味しいなぁ・・。どこのお店だろう。あ、テオも顔が緩んでる。最近気づいたことだが、テオは美味しいものは幸せそうなオーラをだしている。面白い。燈子ちゃんは、目がキラキラする。うん、なんだか二人似てるなぁ・・・。仲良くなれるよね。
春日野 燈子
黒髪黒目、大和撫子、美幼女。
棗と同い年。そんでもって、本当は桜城組のお嬢さん。春日野は母方の苗字。
ボディガードの田中さんの名前を呼ぶときは武器もらうとき。武器=扇子(ぺちぺち叩かれると微妙に痛い奴)