デザートのティラミスは美味しかったです。
なんとか・・投稿。でも短いです。
読んで下さり感謝です(´◉◞౪◟◉)
「それにしても、珍しく苛立っていたの?棗ちゃん?」
美味しい料理に目の保養になる綺麗な女の子でほのぼのしてたら燈子ちゃんからの質問。
んー、苛立ってたのかな?ちょっとやりすぎた感はあるんだよねぇ~・・周囲に迷惑かけてたし悪手だったかもしれない。ただ、本能的にあ、この子アカンタイプやって関西弁で思った・・・。あとは
「ん~、多分だけど堂本様が苦手な人みたいだったから?」
「たぶん?」
「明らかに堂本さん目当てだったから、話も終わりにして橙子さんを探そうと思っていたのだけれど、珍しく体調悪そうだったからかな?反射的に過剰防衛しちゃったみたいね」
「たしかにあの方、竜樹さんが苦手にしていそうな女性のタイプだったわね」
ほぅほぅ、堂本竜樹に苦手なタイプの女性とな?あれかな?妄想癖な子の相手でもさせられたとか?なーんて
「その通りよ、棗ちゃん」
「OH・・待って、私口に出してないよ!?」
顔に出てたわとクスクス笑われながら、昔話を燈子ちゃんは語ってくれた。
なんでも小さいころに相手をさせられた女の子が少々夢見がちな子供だったらしく、堂本竜樹に王子様らしく振舞えと矯正まがいなことをされてたらしい。
「例えば、竜樹さんて猫が好きなのだけれど王子様には犬のほうがいいわ!とか言ってドーベルマンを押し付けてたわね」
「うわぁ、堂本様に同情するわ」
親は一体どうしてその子と遊ばせていたのやら?人格否定するような子の相手とか嫌だよ、私も。多分、そんな子の相手を頼まれたらついうっかり手か足がでるかもしれない。あるいは両方か
「一時期は酷くて同世代の女の子と喋れないときもあったわ。私とはその女の子より前に交流があったからまだ良かったけれど、ちょっとずつその子と離していってから今は、普通のように振舞っているわ」
「あ、完全に克服できていない感じなの?」
近寄ってくる女子に対して紳士的対応をしているように見えたが彼なりに努力してできるようになったようだ。すごいな、真似できる気がしない。したくもないけど
「ちやほやされるのはまだいいらしいわね、昔よりかは自分の意見を言うようになっていったようだし」
「今年からはどうなるのやら・・彼女、しつこいと思うなぁ~」
最後の捨てセリフには笑いそうになったけれど、あの様子じゃ堂本様にべったりくっついてそうだ。事情も聞いてしまったし、助けを求められたら助けるくらいでいいかな?うん、よしそのスタンスでいこう。というか、今年からヒロインが来るはずなので堂本様一人に構う時間があるのか?たぶん、ないかな・・うん。
そういや、忘れてたけれど今日のパーティーにゲームの主要キャラ全員参加しているのだろうか?そう思って階下を眺めてみた。
うん、ちらほら見えるし・・それぞれ交流しているようだ。しょっぱなからやらかした私と違ってしっかり家の利益になりそうな人と交流をしている。私は帰ったら多分玲菜母様にお小言をもらうだろうなぁ・・やばい、ちょっとは交流したほうがいいかも・・・・。
「燈子さんはご挨拶に回られまして?まだでしたらご一緒に行きませんか?」
決して、挨拶より食べ物に関心があったわけではないよ?会場に入る前だけど琴吹先輩や緋村先輩とはご挨拶したからうっかりしてただけだし・・・。お二人は卒業生だけども!!
燈子さんにはお見通しのようで微笑ましいものを見ているような顔をされながら一緒に付き合ってくれた。




