氷夜
前置きが長いです。
それでも目を通して頂けたら嬉しいです。
空は青い。
きっとそれが当たり前なのだろう。だが、無くなると恋しいものである。
俺は空中を舞いながらそんなことを思っていた。空の蒼さがだんだんと奪われていく。あ〜もう目が開かねぇや。
これが現実で見た最後の空だった。 そう、最後の青い、青い空だった…
その日は、偶々学校が早く終わり、昼下がりの空の下を下校していた。
春の陽気が眠気を誘い、大きな大きな欠伸がでる。涙目になった目を擦り、家路をとぼとぼ一人で歩く。
家路をひたすら目指し歩く途中、凄く可愛いであろう女の子が向こうから歩いてくる。ここら辺では珍しいセーラー服を着ていて、俺と同い年?もしくは一個上だろう。
俺の視線を感じたのか、彼女は顔を上げた。偶然にも彼女と目が合った。
その瞬間!何も聞こえない、身体も動かないそして、目は彼女の大きな目から飛んでくる視線から外せない。時が止まる感覚にとらわれた。
春風が彼女の髪を揺らした。
それでハッ!となった彼女は慌てて視線を下に落とし、また歩き出した。何歩か歩いたところで振り返りまた俺を見た。そして、ぺこりと一つ小さくお辞儀をしてその場を去って行った。
笑って見えたのは俺の目の錯覚なのだろうか?俺も首を傾げた後、家へと急いだ。
まだ前書きの一部です。
長くて申し訳ありません…




