Chapter1-6
久しぶりの続きです。
自称、ジョン・スミスとの押し問答が一時間程続き、ジャックはアーロン・パーカーに連絡を取った。
アーロン・パーカーはバース市警で最大の部局、市内風紀安全部の内、LCESの属する特別部の部局長を務めるビルの直属の上司である男だ。階級はデピュティ・チーフ。日本でいう警視正だ。
電話をかけてみるジャック。
「アーロン?俺だ。大事な話がある。」
「どうした!なにかあったか?ジョン!」
アーロンは温厚な性格でめったに相手を激したりするような男ではない。しかし、その時は忙しそうでイラついたような感じだった。そんなアーロンに嫌な予感を覚えるジャック。人がいつもと雰囲気が違ったりするとき大抵は良い事が起きるか、悪い事が起きるかだ。ジャックの勘は悪い事が起きるだろう、と叫んでいる。自分自身が発する警報を押しとどめながらこれまでの経緯を話すジャック。
「なにっ!お前もかっ!」
「俺も?どういうことだ?」
「説明してる暇は無いっ!とにかく機動部隊とパトカーを何台か派遣する。待ってろ!」
一方的に電話が切れた。そういえばさっきからパトカーのサイレンがそこら中に響き渡り、町全体が緊迫した雰囲気に包まれている気がする。ジャックの嫌な予感はなくなる気配はなく、むしろどんどん大きくなっていた・・・
また短くなってしまった・・・
久しぶりの続きいかがでしたでしょうか?
またまた上司の出現!次回はこれまで登場した、ジャック、ビル、アーロンの説明を明日更新予定です。
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