青い花火
青い花火ってきれいですよね。
見たことないですが( • ̀ω•́ )
屋上には僕と鈴華。二人っきり
だ。鈴華は花火を楽しそうに眺めている。花火は大きな音を響かせ、儚く消えていく。目を瞑れば先程の光が暗い視界に溶けていく。
鈴華と花火は似ている。鈴華は僕をいつもドキドキさせて、時折見せる切なそうな顔で僕の心をモヤモヤさせて。そして最後は何も無かったように振る舞って。
鈴華はいつも何かを隠している。それがどうしてもわからなくて、もどかしくて。
爆発音がもう一度鳴る。
鈴華は、いつか幻みたいに消えてしまうのでは、なんて考えたりして。
青い光線が煌めいて、夜空に溶けていく。
「ねえ、鈴華。」
鈴華の楽しそうな顔を見つめ、話しかける。
「なあに?」
楽しそうな声色で鈴華が返す。
「さっき…おばけが出たとき、守ってくれてありがとう。」
心臓が跳ねる。僕はぎこちない動きで簪の入った袋を手渡す。
鈴華は袋を受け取り、簪を取り出すと驚いたように目を瞬かせた。
「すごい…綺麗。私にくれるの?」
「うん。」
「嬉しい……ありがとう。一生、大事にするね。」
鈴華は泣きそうな笑顔でそう言った。
その顔を見た瞬間、僕はわかった。
「鈴華が好きだ。」
優しいところ、可愛らしい笑顔、時折見せる切なくて寂しそうな顔。
全部全部、僕の脳裏に写真のように焼き付いて離れない。
この煌めきが、消えてしまったら、冷めてしまったら、そんな焦燥感に駆られ僕は反射的に言ってしまった。
「え……?」
僕は簪を鈴華の手の上に置き、一番言いたかったことを言う。
「今度は僕が、鈴華のこと守りたい。」
その言葉に驚き、顔を真っ赤にした鈴華が返す。
「私も、あなたのことが好き。」
すこし伏し目がちにそう答え、鈴華は横髪を弄ぶ。
その照れたときに髪を触る仕草も好き。
爆発音がもう一度鳴り、僕達は手を握って、青い花火を見届けた。
どうでしたか?恋愛描写は初めて書きますが、頑張りました!(-ω-)




