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雨詩  作者: 雨宮雨霧
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緑の頭巾と青い林檎

青林檎はいかが?

街の端っこで青林檎を売る

カゴに並べた林檎はいい香りで

道行く人は見向きもしないけれど


青林檎、美味しいけどな

そう思いながらカゴの林檎をかじる

売れないなら自分で食べる

別にいいんだ、それでいいんだ


カゴに並べた林檎は重いし

ずっと立って売るのも辛いし

地べたに座ってカゴも置いて

暗くなる街を見つめている


明かりが灯った街は眩しく

青林檎は売れ残ったまま

結局君と同じように

緑色の頭巾はボロボロだ


街の端っこで座ったまま眠った私

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