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雨詩  作者: 雨宮雨霧
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ヘラっているだけ

言葉にできない何かが

胸の中でぐるぐるまわる

赤くて熱い手首を見ても

一瞬の快楽しか味わえない


苦しいとか辛いだとか

言ったって何も変わらない

自分のことも分からない

他人に自分のことなんて分からない


言葉は救いにならず

自分も救ってくれず

海底に溺れていって

静かに息を絶てたら


ネットとにらめっこ

いいねの数に踊らされる

誰も見てくれない

誰も必要としてくれない


自分が自分を必要と思わないなら

他人が自分を必要と思うはずもなく

社会から孤立するだけの

何もできない役立たず者

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