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あまい夏
夏も終わりね
あなたの好きな夏
終わってしまうのは
少し寂しいけれど
青い空に入道雲
深い緑色の葉っぱ
セミの鳴き声も
風鈴の音色も
熱いアスファルト
焼けてしまいそう
汗が輝くあなたは
どんな宝石よりも
突然降り出す大雨
濡れながら走って
一瞬でびしょ濡れ
顔を見合わせ笑う
冷たいラムネを
美味しそうに飲む
一緒に飲もうって
差し出されたから
甘くてしゅわしゅわ
少し恥ずかしいな
間接キスだなんて
顔が熱くなった
誰にも見せられない
白いドレスがひらり
泣いてしまうね
おめでとう、甘い夏