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雨詩  作者: 雨宮雨霧
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雨音響く夜

雨音響く夜

傘もささずに歩く

冷たくなった雨は

体温すら奪う


宛てもなく歩く

どこに行こうか

ひたすらに道を

歩いていく


別れ道

どの道を行こう

落ちている枝で

決めてしまおう


うしろに倒れた

これでは来た道を

戻らなくては

もう一度だけ


右に倒れた

じゃあ右を進もう

街灯のない暗い道

怖さなんて捨てて


疲れても歩く

止まらず歩く

止まったらもう

歩けなくなる


髪も服も靴も濡れ

寒さを増す夜

暖は求めずに

歩くだけ


視界が霞む

雨が強まっていく

私はここで

終わりを迎える

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