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雨詩  作者: 雨宮雨霧
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君宛ての小瓶

広い海で

小瓶を拾う

君の小瓶は

久しぶりに拾ったな


本当は前にも

拾ったことがある

この小瓶を最後に

君の小瓶は流れない


何回読み返しても

同じ手紙で同じ内容

それでも何度も

読み返してしまう


せっかく拾ったんだ

お返事を書こう

書きたいことは

たくさんあるけれど


今の思いを綴って

小瓶に手紙を入れて

また海に流す

君に届くかな


海に流して

風に吹かれて

雨に打たれて

沈んだとしても


想いは変わらない

願いは変わらない

君が生きていたら

それだけでいいよ

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