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待ち望む海
夏の眩しい太陽じゃなくて
夏の静かな夜の砂浜で髪をなびかせているような
そんなあなたと居られた私は幸せ者だったのでしょう
冬の日差しに透ける頬すら
いつものさようならという言葉すら思い出になる
何度も立ち止まったあの道に足を運ぶこともできない
それでも記憶の中だけなら
誰にも邪魔されることもなく自由に生きていける
知らない間に落ちてしまった葉っぱは風に飛ばされて
いつか終わりが来るのなら
夏の静かな夜の砂浜にこっそり足を運んで歌でも
口ずさみながらあなたに逢える日を待ち望んでみても




