表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雨詩  作者: 雨宮雨霧
52/407

いってきます

暗くなるのが早くなって

真っ暗になった部屋に居ると

何だか不安で

何だか寂しくて

君の名前を呟く


窓を開けっ放しにすると

冷たくて強い風が吹き込んで

カーテンがひとりでに動く

君の帰りを待つ僕には

不安を煽る音となる


秋の夜は少し冷えて

身体を丸くして君を待つ

気付けば夢の中へ

明るい部屋で暖かい部屋で

君の笑顔を見る夢を


玄関の扉が開く音がした

一目散に君の元に走って

ただいま、そう言いながら

いこっか、そう言いながら

君と一緒に川を渡る

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ