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無の思い
花を摘みながら吸い込む空気は透き通り
肺を満たしながら生きていることを実感させる
遠いどこかで戦うあなたの姿を思い浮かべながら
また私もあなたも花となって散っていく
自由なんてどこにあるのかと考えながら
花を空にかざしながらくるくると茎をまわした
草木も人も自由なんてないのだろうか、と思った
また私もあなたもいつかは燃え尽きるの
時計の針を進ませて今というものは狂う
時間も日にちも分からなければ生きているかも
自分だけでは感じることもできなくなっていった
また私もあなたも無名の星となっていく




