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肩を並べて
周りと比べて焦らなくても
周りと比べて落ち込まなくても
周りと比べて頬を濡らさなくても
君は君自身で生きていてくれたらいい
作り笑いを浮かべて演じて
できないのにできるふりをして
苦しみも痛みも作った顔で隠して
本当の君はどこに生きているのだろう
新緑の葉は枯れ葉になって
吐息も凍りそうな細道を歩いて
破れた部分を必死に繕って生きて
君はどこまで首を絞めていくのだろう
欠けた部分はそのままでも
落ち込んだら明日の朝焼けでも
頬を濡らした月夜がつめたくても
本当の君にいつか会えたらうれしいよ




