表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雨詩  作者: 雨宮雨霧


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

423/457

波乱

荒れ狂うように吹く風

窓を叩き割るように吹き荒れる雨

そんなことも気にならない暗い部屋


やさしく撫でた頬骨と

やわらかい口づけを交わしたとき

世が反転したように海に溺れていく


撫でた頬の感触の残る

手のひらを包み込むように抱いて

泡沫となる想いは水面に消えていく


壊れた観覧車の天辺に

見える景色は光もない町ばかりが

闇に飲み込まれていくように静かで


世界が終わればいいと

願ったあの日々を恨むように睨む

後悔とも哀しみともつかない感情を


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ