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時の道
ひとつふたつと時は過ぎ去っていく
戻らない時を見つめながら
目を閉じて頬を伝わせていく
冷たい滴は海のようであった
これといって後悔もない人生だけど
戻らない時が少し羨ましい
窓から身を乗り出して散った
花びらに手は届くはずもない
想いは薄くなるどころか濃くなって
戻らない時を撫でるように
丘の下から見上げた景色すら
いつか見下ろすようになるの
ひとつふたつと時は確実に過ぎ去り
戻らない時は確実に遠くへ
あの頃の地獄のような毎日は
形を変えて地獄に招き入れる
ひとつふたつと時は過ぎ去っていく
戻らない時を見つめながら
目を閉じて頬を伝わせていく
冷たい滴は海のようであった
これといって後悔もない人生だけど
戻らない時が少し羨ましい
窓から身を乗り出して散った
花びらに手は届くはずもない
想いは薄くなるどころか濃くなって
戻らない時を撫でるように
丘の下から見上げた景色すら
いつか見下ろすようになるの
ひとつふたつと時は確実に過ぎ去り
戻らない時は確実に遠くへ
あの頃の地獄のような毎日は
形を変えて地獄に招き入れる
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