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雨詩  作者: 雨宮雨霧


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時の道

ひとつふたつと時は過ぎ去っていく

戻らない時を見つめながら

目を閉じて頬を伝わせていく

冷たい滴は海のようであった


これといって後悔もない人生だけど

戻らない時が少し羨ましい

窓から身を乗り出して散った

花びらに手は届くはずもない


想いは薄くなるどころか濃くなって

戻らない時を撫でるように

丘の下から見上げた景色すら

いつか見下ろすようになるの


ひとつふたつと時は確実に過ぎ去り

戻らない時は確実に遠くへ

あの頃の地獄のような毎日は

形を変えて地獄に招き入れる

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