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雨詩  作者: 雨宮雨霧


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からっぽ

何年も仕舞われていた幾重の紙を捨てた

まるで無に近付くような感覚を覚えた

なにもないからっぽの空間にひとり

明かりもないしずかな場所のような


何年も想い続けてきたあの人を思い出す

立場も関係も今と違えばよかったのか

いいや、立場も関係も違うからこそ

壊れずに想いを馳せることができる


身軽になりたいようでなりたくはなくて

錆びついた心をもとに戻したいようで

失う怖さも別れるかなしみもすべて

強くしてくれるようで弱くしていく

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