表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雨詩  作者: 雨宮雨霧
402/416

忘れて

忘れてくれていいんだ

忘れてくれるほうがいいんだ

未だに憶えている僕が言うのも何だけど

君は君の人生を歩いていってもらいたい


忘れられたら楽だとか

忘れてくれるほうがいいとか

結局自分のことしか考えていないのだと

君には君の未来があるのだから、と思う


巡り会えてよかったと

それでも忘れられたいのだと

軌跡に、奇跡に感謝をしてもしきれない

君が歩んできた人生に少しでも居られた


忘れてくれていいから

忘れてくれるだけでいいから

月の浮かんだ海は変わらず音を立てつつ

君と僕の足跡は波に攫われて姿を消した

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ