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秋と寂しさ
冷たくなった風
少し色付いた葉
秋の訪れを
感じる今日
秋の夜は
寂しく感じて
虫の声が寂しさ
加速させていく
窓を開けると
冷たい風が
肌に触れる
心地よいのに
何が寂しいのか
何が心に穴を
空けるのかも
分からないまま
春夏秋冬
空気と風が
あの頃の記憶を
彷彿とさせる
また明日
また今度
どの言葉も
嫌いになって
もう二度と
会えないかも
もう二度と
話せないかも
色々考える夜
不安と焦燥が
頭を駆け巡る
寝れない夜に
泣きたくても
泣けない夜は
これから一生
続いていく