表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雨詩  作者: 雨宮雨霧


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

374/462

冷たい記憶

段々と日は短くなっていく

ヒグラシの鳴く夕暮れに

震えるカーテンが部屋に舞った


泣いて過ごしていたあの日々を

断片的にふと思い出してしまう

牢獄のような場所は冷え切って

遠い海から汽笛が聞こえてくる

そんな毎日を生きていたのかと

過去の自分を責められなかった


日が短くなっていくことを

感じながらどこか寂しさと

孤独が強くなっていくのだ

自分が敵である以上

どうしようもなくて

救えるはずもなくて


ヒグラシの鳴く夕暮れに

ひとつの雫が床に落ちた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ