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木
いつか肩を並べられるように
がんばるよ、大丈夫
しにたくても生き続けているのだから
なんでもできる気がしてくる
大地に根を張り強く立つ木々のように
自分の足で地を踏みつけるように立つ
大丈夫
背中ずっと見てきたのだから
大丈夫
これからも私を生かすんだよ
ヒグラシの鳴く夕方
夜が近付くに連れて
心は雨雲に包まれた
しとしとと降っては
強まっていく雨の音
蝉の鳴き声は止んだ
もうすぐ晴れるよ、と
先の見えない人生に嘘を吐く
大丈夫、もきっと嘘で
なにもできないままの自分で
いつか肩を並べられるように
がんばるよ、大丈夫
しにたくても生き続けているのだから
なんでもできる気がしてくる
大地に根を張り強く立つ木々のように
自分の足で地を踏みつけるように立つ
大丈夫
背中ずっと見てきたのだから
大丈夫
これからも私を生かすんだよ
ヒグラシの鳴く夕方
夜が近付くに連れて
心は雨雲に包まれた
しとしとと降っては
強まっていく雨の音
蝉の鳴き声は止んだ
もうすぐ晴れるよ、と
先の見えない人生に嘘を吐く
大丈夫、もきっと嘘で
なにもできないままの自分で
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