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雨詩  作者: 雨宮雨霧


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ただひとりきり

君の名前を浮かべるたびに涙が込み上げる

理由もなく、静かに流れる時間の中を

ただひとりきり


冷え切った部屋から蒸し暑い廊下へと歩き

膜のようななんとも言えない感触を感じ

ただひとりきり


しにたいならしねばいい、なんていえない

自分に投げた言葉で傷付いていても

ただひとりきり


先の見えない路は暗闇に包まれて雨が降る

ぬかるんだ路に足を取られて転んで

ただひとりきり


君の名前を浮かべるだけで涙が頬を伝って

君の名前を呟いてもそこには居ない

ただひとりきり

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