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藍
足首に触れる海の波
宝石のように鮮やかに見えた
星屑のような砂浜を歩いては
願いを瓶に詰め込んで帰った
君も敵であったならいいのに
そうすれば忘れられるかもね
そうすれば生きられないのに
敵でも味方でもない君を想う
夏の夜の空を染める藍と夕日
ふわっと香った洗剤のような
どこか寂しいような風が吹く
きっと明日もまた生きている
鞄のポケットから発掘された
劣化した絆創膏をまた仕舞い
いつか使う日が来ればいいと
どこか他人事のように想う夏
足首に触れる海の波
宝石のように鮮やかに見えた
星屑のような砂浜を歩いては
願いを瓶に詰め込んで帰った
君も敵であったならいいのに
そうすれば忘れられるかもね
そうすれば生きられないのに
敵でも味方でもない君を想う
夏の夜の空を染める藍と夕日
ふわっと香った洗剤のような
どこか寂しいような風が吹く
きっと明日もまた生きている
鞄のポケットから発掘された
劣化した絆創膏をまた仕舞い
いつか使う日が来ればいいと
どこか他人事のように想う夏
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