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雨詩  作者: 雨宮雨霧
34/410

三年間の日常

桜とともに

散っていく

君と出会い

別れが来て


蝉も夏バテ

嫌なくらい

空が青くて

空が眩しい


どんぐりを

拾い集める

無心になる

時間が好き


かじかむ手

ストーブに

近付ければ

溶けてゆく


別れて一年

連絡もない

元気ならば

それでいい


熱い砂浜は

まるで鉄板

海に入れば

傷が痛んで


紅葉の上に

寝転がって

影のない雲

見上げても


毛布に隠れ

冬眠をする

外は寒いし

寝るに限る


新しい命が

芽生えては

新しい物語

始まる予感


打ち上げた

花火は空に

何度も散る

まるで心だ


夜になれば

虫が音色を

奏でている

寂しさあり


張り詰めた

空気に負け

肌が痛んだ

息すら白い

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