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雨詩  作者: 雨宮雨霧


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ひとりだけ

夏の匂いが好きだ

葉の匂い、湿気の匂い

そこに人生を一滴垂らせば

静かな夏の始まりが舵を切る


人はひとりだけで

生きていけないと知る

絶望に満ちた暗い部屋へと

静かな夏の風がふわりと香る


暗闇に流れる曲は

涙を拭うような温もり

抱きしめるような温もりを

静かな夏の夜の隣に座ってる


流した涙は人生の

道を開いて花を咲かせ

ひとりじゃないよとゆれた

静かな夏は終わらないでいい


夏の匂いを纏って

葉の匂い、湿気の匂い

そこに人生を二滴垂らせば

静かな夏の最期を飾っていく


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