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雨詩  作者: 雨宮雨霧
298/412

風は時に

初夏の夜の風

カーテンを抜けて頬を過る

暗闇に灯る蛍光灯はいつしかLEDに

それだけのことで寂しくなっていく


時代は変わる

時に残酷に、時に牙を剥く

暗闇に灯るろうそくをふっと消して

漂う焦げたような匂いを手繰り寄せ


世界も変わる

混沌と化した世を生きる

暗闇に放り込まれたら一巻の終わり

光は二度と差すことなどないらしい


初夏の夜の風

カーテンを開けて呟いた

この嘘で固められた地球に生きてる

今にも消えかかりそうな貴方に捧ぐ


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