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雨詩  作者: 雨宮雨霧
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一分一秒

一分一秒先のことすら

どうなっているか分からない

それなのにこの先の長い人生を聞かれても

先の見えない真っ暗な人生を答えることは

私にはどうもできない


一分一秒前のことすら

なにを想ったのか分からない

それなのにこの先の長い人生を描くことも

先の見えない真っ暗な人生を明るく照らす

こともどうもできない


時が過ぎなければいい

このまま時が止まればいいと

叶わぬことばかり考えているだけ無駄だと

人生を蔑ろにするべきではないことくらい

分かっているはずなの

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