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雨詩  作者: 雨宮雨霧
279/413

タバコ

ベランダで吹かすタバコは

ぷかぷかと気流に乗って飛ばされる

そんな背中は大きく見えた

今では小さく見えるけれど


忘れるには十分あった時間

それなのにまだ思い出しているのは

金魚鉢をつつきながら想う

今も昔も変われないでいる


ベランダの柵から乗り出す

暗闇に見える光は人工的なものだと

自然に差し込む光はないと

気付いてもそれでよかった


忘れたくて忘れたくなくて

出会えば別れて別れては出会っては

そんな繰り返しが続くなら

気流に乗って飛ばされたい

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