表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雨詩  作者: 雨宮雨霧
261/414

ひとりの夏

コップにカルピスを入れる

シュワッと音を出す炭酸水を注いで

軽く混ぜて一口流し込んだ

そんな蝉の声が響く夏の日


あなたの居ない日々も少し

慣れたようで慣れてはいないようで

やさしい青の朝顔は元気に

今年も綺麗に咲きましたよ


灯りに吸い寄せられる虫と

同じように灯りに吸い寄せられては

ベンチに座って口ずさんだ

あなたが歌っていた子守唄


冷凍庫をガラリと開けても

アイスを食べにあなたは来てくれず

よく食べていた甘い味すら

少ししょっぱく感じる夜で

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ