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雨詩  作者: 雨宮雨霧
258/414

過去と未来

もし過去に戻れるのなら

果たして戻るだろうか

もし未来に行けるのなら

果たして行くだろうか


もし過去に戻れたとして

あの頃を見たとしても

同じ幸せを感じることは

もうできないと思う


もし未来に行けたとして

知らない自分を見ても

知らないままで居たいと

思ってしまうだろうか


過去にも未来にも行けぬ

それが一番いいらしい

過去に戻れないから前を

向くしか道はないのだ


過去にも未来にも行けず

今という場所で生きて

これからの未来でもしも

奇跡が起こるのならば

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