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雨詩  作者: 雨宮雨霧
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静かな時間

静かに時間が流れる春

暗い部屋の床に座って目を閉じた

遠い過去を思い出して、浸っても

あの頃に戻れるわけがなかったよ


外から聞こえる雑音も

時間が経つに連れて少なくなって

ひとりで泣いても苦しんでいても

もう誰も助けてはくれないんだな


静かに時間が流れる春

遠い過去は明るかったように思う

今はもう真っ暗な闇の中に落ちて

もがくことも這い上がることすら


外から聞こえる雑音は

心を救ってくれることなどないし

焦燥感だけを煽っては消えていく

絶望しても命はしばらくあるのか

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